■ 名古屋市港防災センター・ホームページの紹介
平成23年3月11日に発生した「東日本大震災」では、多くの人命と財産が失われました。また同年9月の台風15号では、庄内川の一部が越水するなど名古屋市も多くの被害を受けました。今後発生が心配されている、駿河湾から四国までの巨大な領域を想定震源域とする東海・東南海・南海の3つの地震は、いずれもマグニチュード8以上の巨大地震と考えられています。
本市では被害軽減のため、国・県などと連携して検討を進めておりますが、災害は日頃の備えが何より大切です。
港防災センターは、いざという時に備えて市民1人1人が災害の実態を正しく知り、それに対処する方法を身につけていただくための施設です。伊勢湾台風、阪神淡路大震災などの過去の自然災害について、写真やジオラマの展示があり、自然の力の大きさ、防災対策への理解を深めてもらうことができます。また、地震の揺れ、煙の充満した部屋からの避難行動、119番通報などの体験を通じて、災害に対処する方法を学ぶこともできます。
災害時には、応急対策活動の拠点施設としての役割もあります。
災害に強い名古屋市を築くために、一人でも多くの方にこの港防災センターをご活用いただきたいと思います。
〜"名古屋市:港防災センター(暮らしの情報)"〜 より
・名古屋市港防災センター
┣・施設のご紹介
┣・防災体験ツアーのご案内・申込
┣・よくある質問
┣・リンク集
┣・防災Q&A
┣・ご利用案内
┣・特別講座・ワークショップのご案内・申込
┗・特別展示・イベントのご案内
※ 名古屋市港防災センターの設備運営について
港防災センターは名古屋市が設備し、指定管理者として、丹青社・コニックス共同事業体が運営を行います。
・名古屋市港防災センター(wikipedia)
・名古屋市港防災センターの紹介映像 (YouTube)
・《シバくんの防災ゼミナール》防災センターで基礎知識を得るの巻 (YouTube)
・親子で体験しよう!名古屋市港防災センター (YouTube)
・ウェザーニューズと名古屋市と市民で取り組む“なごや減災プロジェクト”
・ウェザーニューズ「なごや減災プロジェクト」
・消防防災博物館
■ 体 験
以前から一度来てみたくてなかなか機会がなかったのですが、やっと来れて色々と体験することができました。
名古屋は伊勢湾台風で大きな被害にあって、その事を教訓にした防災拠点の構築に長年 取り組まれて来られました。
名古屋は東海地震が発生すれば甚大な被害も想定され かなり細かく活動想定マニュアルが作成されていました。
防災センターの地下は循環型の水タンクが設置され 常に100tの水が蓄えられています。
防災・減災について学ぶ名古屋市港区役所に隣接する施設です。
災害の実態と身を守る方法を紹介しています。
1階は、地震を中心に防災・減災の知識を学ぶフロアです。
起震装置での地震体験や家具の固定方法の展示がありました。クイズコーナーや「なごや減災プロジェクト」の紹介などもあります。
2階は、伊勢湾台風を中心に、バーチャル体験ができるフロアです。
当時の町並みが再現され、伊勢湾台風の様子を紹介するほか、火災時の訓練として、煙の中での避難体験ができる部屋があります。
入館・体験は無料で、防災の知識を高められます!、館内の写真撮影もできます。 【施設パンフレット】
■地震体験室
油圧駆動による起振装置で、過去に実際に起こった大地震の揺れを再現します。
震度7の大きな揺れを体験するとともに、適切な初期行動が学べます。
様々な地震を1つの装置で体験できます。
体験の際には、地震発生から避難するまでの行動をセットでします。
この体験室が「横揺れ」のみですか、現実の地震は「縦揺れ」も加わるそうです。
■伊勢湾台風を知る
名古屋地方に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風接近の様子を、3D映像や音響・照明等により再現されています。
南海トラフ沖地震発生による津波の映像もご覧いただけます。
1959年9月26日、東海地区に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風。
中心気圧が900hpaを下回り、894hpaを記録した超大型台風。
5000人以上の犠牲者をだし、名古屋市の水没度合は想像を絶します。
伊勢湾台風の特徴は,なんといっても高潮被害。津波ともまた違う【高潮被害】。
この施設では,昭和34年(1959)一般家庭の様子を再現したような木造家屋に入り,ふすまが風でカタカタ揺れ、窓の外から襲ってくる高潮の怖さを3Dメガネをかけてプロジェクターにより体感することができます。
■煙避難体験
火災発生状況の中で、煙の特性を理解し、的確な判断に基づく避難姿勢や避難方法が体験できます。
実際経験してみると、停電して暗いとまず怖い、何が置いてあるか分からない。
姿勢を低くして歩くのは凄く腰に負担がかかる!。とてもいい経験でした。
他にも119のかけ方シュミレーションやAEDの使い方の映像を流す展示もあります。
■消防ヘリコプター
阪神淡路大震災の際に活躍した本物のヘリコプター「なごや2」の試乗体験とモニター映像による飛行体験ができます。
子供に人気だそうです。
■防災教室
昭和34年当時の小学校を再現しました。ここでは防災教育に関する資料の展示や学習会などを開催しています。
ワークショップ形式で防災意識を高める防災教室やゲーム感覚で楽しめる消火器の初期消火体験などもできるので、家族みんなで防災について考えてみませんか。
■その他施設/ちびっこコーナー
ミニはしご車の消防車の前で消防服を着て記念撮影ができるコーナー・ミニクラシック消防自動車や日本の消防車のミニカーも展示されています・わが家の非常持出品展示。
こども向けの絵本や防災教育グッズを触って遊べるコーナー。アニメの上映もしています。
消防服や制服などが試着できるコーナーもありました。
子供も喜びそうな展示物が沢山ありましたよ
震度7の体験や昭和34年に発生の伊勢湾台風の映像や3Dによるもの、煙からの避難など、様々な体験を通して災害の怖さを実感。【震度7の体験】
すごい揺れだろうとは頭ではわかっていましたが、実際に体験したら、これはもう・・・、一歩も動けない。
テーブルの下に入り脚につかまりつつも、激しく揺さ振られて終わった時はしばし無言になりました。
こんな地震が来たら・・・、食器棚からはグラスや皿、茶碗などが飛び出して来るだろうし、家庭ではテーブルの脚は固定されていないし本当にどうなってしまうのか・・・と考えさせられました。
煙体験では「おはしも」ということで、 『おさない』、『はしらない』、『しゃべらない』、『もどらない』と。子供たちにもしっかりと伝えていかねばと。
また、各家庭にすでに設置の住宅用火災警報器の期限があることも知りました。10年で取り替えとのこと。早速帰りましたら点検!
施設を出たところには伊勢湾台風当時浸水した、港区の水位が表記してあります。
係の方も丁寧な解説をしてくれた為、有意義な時間を過ごせました!
地震が起きた時、しなきゃいけないこと、しちゃいけないこと。
体験を通じ、いざという時に備え、災害を正しく知り、何をすべきか対処する方法を身につけられる施設だと思います。
この経験が将来わが身を守ってくれるかも知れません。
自然の力の大きさというのはありますが、行政のまちづくりや避難のタイミングなど、「命を守る」ために考える点、まだまだあるのでは・・・。
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