■ 大津市 概要
大津市(おおつし)は、滋賀県の南西端に位置する市で面積464.51km2、同県の県庁所在地で中核市に指定されている。
大津市の市域は、琵琶湖の南西岸から南岸にかけて南北に細長く広がっており、古代より琵琶湖の水上交通の要衝であった。西隣の京都市との境には比叡山が南北に走り、山を挟んで向かい合う同市との関係が深い。
人口は341,622人(推計人口、2017年5月1日)。
【出典】フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
【大津市ホームページ】
【大津市議会ホームページ】
■経 緯
大津市議会がICT化へ踏み出したのは、平成24年9月に議場の放送設備が故障したことにより、新年度予算編成開始の時期でもあり、議会活性化検討委員会において、タブレット端末導入を視野に入れた「議会のICT化」の促進を決定され、赤外線マイクシステム、ハイビジョンカメラ、音声・テロップ・カメラの操作が一括可能なタッチパネルソフト、150インチ大型スクリーン、プロジェクター、議員の個別賛否表示システムの導入が行われました。
これらのICT化改修により、前面の大型スクリーンに動画や画像等を質問席からの送信や議員の個別賛否の表示が可能になったこと、インターネット議会中継画面に議員の通告内容が表示できるようになったことなど、市民に開かれた分かりやすい議会に大きく寄与する議場へと生まれ変わり、「議会の見える化」「議会運営の効率化」を推進するために、会議(同期)システム・グループウェア・議場内通信システム・クラウドを活用して、平成26年11月通常会議からタブレットの活用が開始されました。
タブレットの活用により、これまで議場内での補足資料が必要な場合は議員・執行部・傍聴者用に100部を印刷していたが、インターネット議会中継の閲覧者には見えない、カラーコピーの場合は多額の必要が発生するなどの課題があったが、現在では大型スクリーンに質問席からタブレットからプロジェクターで投影することで、ペーパーレス化、傍聴者等から高評価(大きさ、見やすさ)、インターネット議会中継の閲覧者が大幅に増加するなどの効果が表れています。
この他にも、議会BCP運用を想定し、災害情報の収集・伝達手段としてICT化した議場とタブレットを活用され、大津市議会防災訓練においても情報化共有訓練としてタブレットを活用されています。
■大津市議会様 議会ICT化プロジェクト 全体像
・大津市議会様「議会ICT化プロジェクト」導入事例
日立システムズ ブランドチャンネル(YouTube)
・大津市議会様 議会ICT化プロジェクト
(お客さま編):株式会社日立システムズ
・大津市議会がタブレット端末とクラウドを活用した 議会運営支援システムを導入
(株式会社日立システムズ)【ニュースリリース】
■ 視察研修の質問事項と回答
・ペ−パーレス…タブレット1台に紙1万枚分保存。
・タブレット導入自治体は100近くに。
・タブレット導入に当たり、 (1、執行部先行 2、議会先行 3、同時導入があるが)、
大津市では執行部と同時に導入。
・赤外線ユニットを天井に
・無線のメリットは?
1、 費用が安価
2、 庁舎移転や災害で被災した時、交換が容易である。
3、 (電子採決等)ICT化に順応しやすい。
・経費の面では、速記者(年間110万円)や、 ペーパーレス化により、(年間200万円)の節約。
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【用語の解説】
【 ICT 】
情報処理や通信に関連する技術、産業、設備、サービスなどの総称です。
ICTは「Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)」の略語で日本では「情報通信技術」と訳されています。
従来から使われている「IT(Information Technology)」に代わる言葉として使われている。海外では、ITよりICTのほうが一
般的である。
総務省の「IT政策大綱」が2004年から「ICT政策大綱」に名称を変更するなど、日本でも徐々にITからICTへと、移行する動きが出ています。
【 グループウェア 】
(Groupware または Collaborative software)とは、企業など組織内のコンピュータネットワークを活用した情報共有のためのシステムソフトウェアである。ネットワークに接続されたコンピュータ(のユーザー)同士で情報の交換や共有、またスケジュール管理等の業務に利用される様々な機能を通じて、業務の効率化を目指したものである。様々な機能が一つのシステムに統合されており、それらが有機的に結合しながらユーザにサービスを提供する。
近年では、インターネット・イントラネットの技術向上に伴い、ウェブブラウザ を使用したシステムが主流になっている。このタイプはクライアント側が専用ソフトを必要としないため、ホストのみ設置すれば良く、初期投資が低く抑えられ、クライアントのオペレーティングシステムを選ばないという利点がある。
【出典】フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
【 クラウド 】
−−−−−−→ 最近 よく聞く、「クラウド」ってなんですか?(富士ゼロックス)
【 BCP 】 −−−−−−−−→ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
■大津市議議会改革
これまでの主な議会改革 【詳細はこちら】
大津市議会では、議会の政策・立案機能の強化。議会審議の活性化。議会活動の透明性向上の方策の取り組みにより、より開かれた議会を目指しています。これまでに大津市議会が行った主な議会改革をご紹介します。
・議員提案条例・計画。議会改革(年表)
・大津市議会の議会改革の取り組み
・議会基本条例の制定
・議会BCP(業務継続計画)の策定
・『大津市議会政策検討会議』の設置
・★3年連続の受賞!!大津市議会が2015第10回マニフェスト大賞優秀成果賞を受賞!
「議会の見える化」への取り組みが評価され、平成27年10月にマニフェスト大賞を受賞しました。
【大津市議会の 「議会見える化」改革】
【大津市議会】
・大津市議会ICT化事業(議場ICT化・タブレット端末導入)
・大津市議会局 - Home - Facebook
・大津市議会 本会議インターネット配信
・大津市議会YouTubeチャンネルを開設
【視察報告書】
・議会運営委員会 議会 ICT 推進部会 行政視察報告書 - 加東市
・議会運営委員会行政視察 - 長岡京市
・宮崎県日向市 視察報告書
・視察報告 - 所沢市
【国・団体】
・総務省 ICT利活用の促進
・ 中小企業BCP策定運用指針
【ニュース】 ・大津市議会、議会運営支援システム導入 タブレットによるペーパーレス化で年200万削減
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