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 吉 村 ゆ う こ
葛城市議会議員 吉村ゆうこ
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■ 葛城市議会厚生文教常任委員会視察研修報告 【1】

平成29年5月24日(水)視察

 新潟県三条市「完全米飯給食の取り組みについて

 三条市立第一中学校、嵐南小学校と、小中一体校にして実現した自校式調理による完全米飯給食。
 大人の食習慣を変えたいという思いからの発想。
 子供たちの『望ましい食の習慣化』をめざし、七分づきのご飯やそれに合う脂質の少ない副食など、素晴らしい取り組みを拝見することが出来ました。

三条市は米飯給食と学校食育推進事業の2本柱で食育に取組んでいます。


■ 概 要


 県下有数の工業都市。市域の大部分が旧南蒲原郡の町村から成り、新潟県の中越地方に分類されるが、後述の自動車ナンバープレート等に見られる様に下越地方に含まれる場合もある。

 近年では「県央地域」の呼び名が一般的となっており、隣接する燕市や加茂市、田上町、弥彦村などから成る同地域の中心都市となっている。

 2005年(平成17年)5月1日、旧三条市と南蒲原郡栄町、同郡下田村の3市町村による新設合併をもって、現在の三条市が発足した。
 合併当時の人口は約10万8千人を数え、新潟市、長岡市、上越市に次ぐ県内第4位の人口を擁する都市となった。
 近年の人口は同規模を有する新発田市とともに、県内4位から5位の間を推移している。

三条市の人口(平成29年4月末現在)
人口計 : 99,548
世帯数 : 35,869
・【年令別人口調べ】

■完全米飯給食


 「朝はパン、お昼は麺類が多いかな。夜はお酒を飲むから、ごはんは食べないよ。」
 健康診断の聞き取りなどで、珍しくないこんな答え。年々減少する米の消費に反比例し、増加する生活習慣病。
 もちろん、三条市も例外ではありません。日本人が長い時間かけて築いてきた、優れた食習慣が崩れかけています。
 心身を元気にしてくれるはずの食が、病気の原因にもなっている…。
 このような現状を何とかしたいと、三条市は食育を進め、中でも次世代を担う子どもたちへの食育には力を入れています。
 「子どもたちを変えることができれば、親になったときに三条市の食生活が変わり、市民の健康レベルは向上する!」 このような考えから、完全米飯給食を起点とした、食育に取り組んでいます。

■なぜ、主食はご飯がいいの?
[1] ご飯を中心とした「お膳のかたち」は、自然と栄養のバランスが整います。
[2] ご飯を主食にすると、和食のおかずの回数が増え、油や脂肪の摂りすぎを予防できます。
[3] 米は日本で生産できるもの。地元でとれた米を水だけで炊くご飯は安心の主食です。
[4] 粉食のパンや麺に比べ、粒のまま食べるご飯は消化吸収がゆっくりで、日本人の体質にとても合っています。

また、米離れが進み、米離れから食生活の乱れや多くの問題を生じています。
食事バランスの崩れから生活習慣病が増加します。
食の乱れは生活の乱れ、生活の乱れは心の乱れとなり子どもたちの非行やいじめなどにも影響しています。
また、食料を外国からの輸入に頼ることは、農業離れを加速し、食の安全への不安を助長し、輸送燃料の燃焼による環境
負荷の原因にもなっています。

■給食は「生きた教材」
 学校給食が、子どもたちの食事に占める割合は1年365日×3食のうち、わずか17%です。
 だからこそ、できる限り望ましい食事を提供したいと考えています。
 子どもたちが大人になり、自分で食事を選ぶとき、選んでほしい食事を提供しています。
 まさに、望ましい食習慣を学ぶ「生きた教材」、毎日の給食で「食育」を実施しています。

三条市の食育は2本立て!!
 平成22年度から、市内すべての小学校、中学校で学校食育推進事業を実施しています。
 三条市は、完全米飯給食による「望ましい食の習慣化」と学校食育推進事業による「望ましい食生活を営むための知識と技術の習得」を目指し、食育を進めていきます!!

【食育の取組 リーフレットはこちら  】

■完全米飯給食の取組と背景 その課題


 1.三条市の概要
 2.食育推進の経過
 3.三条市の学校給食
【完全米飯給食】
 1.なぜ、完全米飯給食なのか
 2.関係者の反応
 3.ご飯をしっかり食べるための工夫
 4.お米へのこだわり
 5.米飯給食の効果
【牛乳停止・分離】
 1.三条市の学校給食における課題
 2.学校給食摂取基準について
 3.児童生徒の食事状況
 4.牛乳提供の試行的停止
 5.検証結果
 6.ドリンクタイムの設定
【今後に向けて】
 1.牛乳に頼らない献立
 2.残食を更に減らす
 3.食育・健康づくり

 目指すのは完璧な給食ではなく生涯の健康 給食はわずか17%


【リンク集】
・平成28年度三条市学校給食残量調査結果報告書 (三条市教育委員会 教育総務課)
・学校給食における食物アレルギー対応マニュアル  (三条市教育委員会)
・新潟県三条市ホームページ

・学校給食法(昭和二十九年六月三日法律第百六十号)
・学校給食における食物アレルギー対応について (文部科学省)
・学校給食における食物アレルギー対応指針 (文部科学省)
・学校のアレルギー疾患に対する取組ガイドライン
     (監修:文部科学省スポーツ・青少年局 学校健康教育課 発行者:財団法人 日本学校保健会)

三条市視察に伴う質問事項


@

 完全米飯給食へ移行後の子どもや保護者の意見はいかがてしょうか。
また、アンケートなど統計的な資料がございましたらご教示ください。

アンケートは行っていません。

A

 移行前のバン給食と移行後の米飯給食との一食あたりの費用の違いはどの程度でしようか。
 違いがあった場合、児童・生徒の給食費への転嫁はあったでしょうか。

値上げせず、給食費変わらず。   JAや市の補助

 三条市は平成元年から地元産のコシヒカリを使用しています。当時の一般米は等級も銘柄も低く安価だったため高価な地元産米との差額を市と農協で負担しました。そのため、保護者の給食費の値上げはありませんでした。
 また、パンや麺をご飯に切り替える際は、自前の給食施設で炊飯できれば米代だけの負担で済み、安価になります。しかし、委託炊飯ですとご飯を購入することになり、高価になります。
 三条市の場合は後者でしたので、差額を市が負担しています。現在、お米の一部(20%)は有機栽培米です。これは有機の生産者が子ども達に食べさせたいという願いであり、比較的安価に納品されていますが、それでも一般米との差額は市が負担しています。


B

 共同調理場方式と自校式とされている理由は。

 小中一体校となったのを機とし、自校式にした。(約4,400食を1か所で調理する葛城市のような「セ  ンター方式」になると、一度にそれだけの数の食材を揃えるという点においても、地産地消を進めにくい。)

C

 葛城市では、副食の一部は地元の農業団体から納入いただくなどで地産他消を推進しているところですが、米は、安定供給と価格の観点から、奈良県内では一部の市町村を除き奈良県学校給食会で一括調達され、その指定工場を通じて炊飯されたものを各学校に納入していただいているため、奈良県産米でありますが、葛城市産とは限定できない状況です。
 貴市の米飯や副食(おかず)の地産地消の割合はどの程度でしょうか。
また、その良材の調達方法はいかがされていますでしょうか。

可能な限り農家より調達  約40%が地元野菜で毎日、三条市のものが入る

D

 葛城市では、米飯・ハンを業者委託としてその委託工場で調理、学校の配送を担っています。また、副食は業者委託として学校給食センターて調理し、学校までの配送を担っています。
 (葛城市学校給食センター1か所で一括調理、幼稚園5園、小学校5校、中学校2校 1日約4,000食)
 貴市の共同調理場で業者委託炊飯とされている場合、業者に対する衛生面、異物混入対策など、市としてどのような指導を・監査をされていますでしょうか。

市のマニュアルに従ってもらっている。 学期末、委託業者と教育部で会議を実施。
・学校給食における異物混入対応マニュアル (三条市教育委員会)


E

 セレクト給食、バイキング給食、市民給食試食会の具体的実施内容などご教授ください。

セレクト給食は年2回7月デザートセレクト(3種類から選ぶ)、11月は主菜、魚か肉(ブリカツ、とんかつ)。 市民給食試食会では出汁のとし方 高齢者・独居老人との交流の意味合いで地域交流施設に提供。

F

 ドリンクタイムにすることによって、牛乳単独で飲めない子が増加することも考えられますが、そのような子に対する対応はいかがされていますでしょうか。

無理に強要はしない。 子供たちも慣れて来た。

G

 貴市では、完全米飯給食と学校での食育事業や親子食育教室などの実施内容や児童・生徒・保護者の意見などございましたらご教授ください。

 小学校5校、中学校1校を対象に、血液検査を実施。
 「親子食育教室」では、たとえばカロリーをおやつで具体的に示したりして、カロリー消費量を考える。



吉村 優子

■ 吉村優子

 三条市「完全米飯給食の取り組みについて」
 三条市は様々な意見のある中で、信念をもって「完全米飯給食」に取り組んでおられました。
 奈良県も、新潟県産『コシヒカリ』に負けないくらい美味しい『ヒノヒカリ』がとれます。
 三条市のような「七分づきの完全米飯給食」を葛城市も考えてもいいのではないかと思います。
 昭和29年に制定された「学校給食法」制定当時
第1条 学校給食は「児童の心身の健全な発達に資し、かつ、国民の食生活の改善に寄与するもの」(とし、学校給食の普及充実を図ることを目的としている。)
第2条 「学校における教育の目的を実現するため」とありました。
 飽食の現在、昭和29年とはまた違った『欧米化した』国民の食生活の改善と健康に寄与する時かもしれません。
 三条市では、「子供たちを変えることができれば、子どもたちが大人になったとき、三条市の食生活は変わり、市民の健康レベルは向上する」としています。

小中一体校の玄関にて  米飯給食により「ご飯に合う」低脂質な副食が提供される。
 残念ながら、調理から2時間以上が経過していたため、試食することができませんでした。
ご飯は七分づきです。 自校式の調理室です。
体育館等への移動の際、児童・生徒たちは調理の様子を見ることができます。(メニューの香りとともに)




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