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 吉 村 ゆ う こ
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1.防災について。 2.緊急時の放送について
平成26年第3回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
平成26年9月9日より抜粋
 【会議録はこちら】

吉村優子 議員
 皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可を得まして、これより一般質問をさせ ていただきます。
 まず初めに防災について、質問させていただきます。
 防災につきましては、先ほど増田議員の方からも質問されましたけれども、重なる部分を除きまして特に山麓地域の防災についてを中心に、何点か伺ってまいります。

2番目に、緊急時の放送についてです。火災発生時、また迷い人の放送について伺ってまいりたいと思います。
 一問一答方式で行わせていただきます。
 なお、これよりの質問は質問席にて行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 それでは、質問に入らせていただきます。
 先月の8月9日、台風11号の影響による大雨警報が気象庁より発令され、先ほど市長の方の答弁にもありましたように、山麓地域の各大字に対しては自主避難として一時避難所となっている各公民館への避難を主として呼びかけられました。
 予報が出た早めの段階から、たとえそれが空振りに終わったとしても、ある一定の基準を設けて避難を促すということは、広島の土砂災害の状況を見ても重要なことだというふうに思います。

 ただ、どんな災害に対しても一時避難所は各大字公民館ではなく、今回のように山の土砂災害のおそれがある場合は、マニュアルどおりでは危険なところもあります。大字山口や梅室は公民館ではなく特別養護老人ホームを指定されていましたけれども、例えば豪雨により平岡のあのうず高く積まれた土砂が崩れた場合、隣接の民家を直撃することも考えられます。

 もちろん、大字平岡の公民館に避難することの危険性もご理解いただけると思います。さらに、すぐ下の上新池に土砂が流れることによる鉄砲水が、大字笛吹の民家はもちろん、笛吹の公民館にも大きな影響を与えることも考えられます。

 こういったことを考慮しますと、広域避難所の指定がされている葛城市市民体育館、あるいは山から離れて山麓線より東、下の忍海小学校等、臨機応変の対応が必要ではないでしょうか。
 一時避難所のあり方を含めたマニュアルづくりの見直しの検討をお願いしたいところです。
 このことについての考えを伺っておきたいと思います。

西川議長西川議長
 山本総務部長。

山本総務部長
 失礼します。総務部の山本でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、ただいまの吉村議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。
 避難所の開設につきましては、災害により人的被害の発生する可能性が高まった状況で、緊急に避難が必要と判断されるような事態に至った場合、一時避難所であります各大字の公民館を区長初め役員などと連絡調整をとりながら開設することとなっておるところでございます。
 現在、市では60の一時避難所があり、そこに避難者の方は一時的に集合していただき、待機して様子を見ていただくこととなるわけでございます。
 そして、更にこの人的被害の発生する可能性が明らかに高まった状況となれば、市内13カ所に指定しております小・中学校の体育館を初め、ゆうあいステーションやいきいきセンター、各スポーツセンターなどの広域避難所への避難行動をとっていただくこととなるわけでございます。

 お尋ねの一時避難所でございます。各大字の公民館につきましては、昨年度、各地域に密着した地域防災マップを作成するに当たり、大字の区長を初め、役員の方々のもとへ市職員が出向きまして、過去の災害歴など聞き取り調査する中で、一時的に避難する地域の場所として大字の公民館を一時避難所と定めていただいておるところでございます。

 今回の台風11号接近に伴いまして、市といたしまして初めて山麓地域の大字の皆さんに自主避難を、さらに気象状況を見た中での判断に基づき、市内全域に避難準備の情報を発令させていただいたところでございます。避難に当たっては、大字の区長と調整をとりながら、大字公民館に避難をいただいた大字、また近くの特別養護老人ホームに避難された大字、ま たゆうあいステーションに避難された大字もあったわけでございます。
 このように、市といたしましては、何が何でも一時避難所にと決めつけておるものでもございません。大字区長と調整をとりながら、臨機に避難いただければと考えておるところでございます。

 避難勧告発令に至らないまでの自主避難、避難準備の状況下での避難所として、一時避難所以外にも、現在、ゆうあいステーションや、いきいきセンターの開設も検討しておるところでございます。また、公的な避難所以外にも今回の広島の土砂災害で報道されておりますように、避難する時間帯また風雨の状況等の中、決められた避難所へ避難することがとても困難な場合などにおきましては、少し離れた隣近所の家に避難させてもらうのも1つの避難の仕方であると、こういうこともこれからは頭に入れておかなければならないと報じられておるわけでございます。
 臨機の判断が行政だけでなく個人においても必要とされる中、避難所のあり方を今後十分検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。

西川議長西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 お答えいただきまして、ありがとうございます。
 例えば、地震が起こった後の一時避難所というのであれば、今、指定している各公民館に避難していただくということはいいというふうに思うんですけれども、ただ今回のようにこれから起こり得るであろう災害に対しての一時避難所になると、予測される災害に応じた避難場所ということが考えることが重要になってくるというふうに思います。
 指定の場所に、広域がいいですよといって、行ったからといってそれで絶対大丈夫ということはないんですけれども、そのときの状況、そしていろいろな情報等を集約していただいた中で、その時点で一番安全であろう場所に住民の方々に避難していただくということが大切で、また、今、答弁いただきましたように、個人においても臨機の判断が求められるということも十分に市民の皆さんにも周知していただきたい、そういった啓発も含めて、ぜひ避難所のあり方について今後十分検討していただきたいというふうに思います。

 また、今回の自主避難に至るに当たっては、山の土壌雨量指数、いわゆる土に含まれる水の量が過去最大になったということで出されたものです。自主避難ということで、最終的には各区長や役員、あるいは各住民の判断でということになるわけですけれども、こういったことの判断材料の1つとして、ある住民の方は高田土木事務所のホームページにあります葛城市の雨量状況を活用された方がいらっしゃいます。
 ここなんですけれども、地域によって分かれていて、ここは香芝市から御所市の間の観測局があらわされているんですけれども、この中の葛城市のところ、2カ所ありますが、これをクリックしますけれども、ただ数値としてあらわれてこないんです
 この中であらわれているのが香芝市の穴虫と御所市の北窪、その2点だけが数値としてあらわれて、あとは米印で、ないわけです。
 こういうふうに観測局名が、葛城市には寺口と竹内というふうに記載されているのに、数値があらわれていないということになると、これはどういったことなのかということです。これが活用されていない、活用できないということになってきます。このこと、この観測局、これはこのホームページからですけれども、ほかにもこういった葛城市の気象状況がわかるものもあれば、あわせてこの件と一緒にお示しいただきたいというふうに思います。

西川議長西川西川議長
 総務部長。

山本総務部長
 気象の雨量に関する計測機器にご心配いただいておることと思います。
 まず、ただいま示されました高田土木事務所ホームページの掲載に上がっております寺口、竹内に設置されております雨量計についてでございます。こちらの雨量計につきましては、奈良県の砂防課所管のものでございまして、現在、稼働中止となっておると伺っております。
 技術の進歩等により雨量計の精度が高まったことなどによりまして、近隣基地局のデータを使っての運用がなされておるとのことでございます。このため、寺口、竹内の情報欄があるにはあるんですけど、データ的には表示されておらない、こういうことでございます。

 次に、市内の設置されておりますほかの関係機関の雨量計の件でございますが、県の砂防課の所管の雨量計については以上のような状況でございますが、市内にはほかに雨量計がございます。まず、気象庁が設置されております雨量計、こちらにつきましては寺口の水道の受配地の敷地にございます。
 また、国土交通省大和川河川事務所所管の雨量計につきましては、白鳳中学校に設置されておるわけでございます。
 さらに、県の河川課所管の雨量計につきましては、本市の近くでは葛城山頂の高原ロッジに設置されておる、こういうことでございます。これらの雨量計のデータにつきましては、気象庁の方に送られていく流れとなっております。
 そして、気象庁につきましては、気象レーダーによります面的な雨量、これを観測されておるわけでございますが、これにただいま申し上げました気象庁初め関係機関設置の雨量計によるデータを分析して補正をかけた解析雨量、この解析雨量でもって先ほど申された土壌の雨量の状況、また気象によります注意報、警報等を発令されておる、こういう状況でございます。 以上でございます。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 詳しくお答えいただきましてありがとうございます。
 今、部長のお話では、雨量計の精度がよくなったのでこの寺口、竹内の部分は近隣の、これで言いますと穴虫と北窪のデータで把握できるということで稼働していないということなんですけれども、ほかに今おっしゃった国交省河川課、それから気象庁、そういったデータが気象庁に全部集約されて解析されるというわけですけれども、今後もこういった自主避難の判断材料としてネットを使ってこういうふうに調べる方も増えてくると思うんです。
 だから、こういった状況、このデータがもし明記できるのであれば、葛城市のホームページの防災のところからリンクできるか、何か数字を示せるようにするように、それは検討いただけたらなというふうにも思います。

 いろいろな方がいろいろされて、本当に自分が今、行っていいのかどうかというのも、自主避難されるということは本当に判断を求められますので、そういったことも十分に配慮をこれから願いたいというふうに思います。

 次に、先ほど問題になりました平岡の土砂の山についてなんですけれども、先に述べました広島県の災害は、これは今回の災害につきましては、山の裾のぎりぎりまで開発をしたことによることも1つの要因であると私は思っています。
 まあ言えば人災というところもあるというふうに思います。そういった点から言いますと、平岡の山も何かことがあった場合、これは人災と言わざるを得ないということになります。

 本年3月議会でも質問をさせていただきましたけれども、その後の経過についてをお伺いしたいと思います。

西川議長西川西川議長
 河合産業観光部長。

河合産業観光部長
 産業観光部の河合でございます。 吉村議員のご質問にお答えいたします。
 平岡区の盛り土の箇所におきます現状についてでございます。以前、平成26年の3月の議会の一般質問にもお答えさせていただいておりますが、それ以降の現状につきまして、お答えをさせていただきます。

 平成26年3月28日におきまして、市及び農業委員会並びに大字平岡区の役員が出席のもと、施工業者に対しまして今回の盛り土行為に対しての経緯、また今後の事業計画についての事情聴取を行ったところでございまして、その上、ため池、農道、水路等に対しての盛り土行為に起因する影響についての行政指導と、事業計画書の早期の提出を求めたところでございます。
 その後、4月1日付をもちまして、市農業委員会に対しまして、事業計画書が提出されたところでございまして、その事業計画の内容といたしまして、搬出を優先して今年12月末までに転用許可部分の盛り土されている土砂の3分の1を搬出するとしておるところでございます。
 計画の工程表では、平成26年6月より平成28年3月までの22カ月間におきまして、毎月900立方メートルを搬出し、計1万9,800立方メートルを搬出する計画のものでございます。搬出に当たりましては、平岡区から指摘されている搬出時間等の諸事項を遵守し、現在、搬出が行われているところでございます。
 また、搬出量につきましては、計画工程に基づき搬出をされておりまして、6月以降の搬出量につきましては市及び大字平岡区にも報告をされておるところでございます。なお、3カ月ごとの協議をするということにされております施工業者と大字平岡区との協議につきましても、事業進捗を含めました中で、現在、協議をされている状況でございます。

 また、5月27日には大字平岡、笛吹、山田の区長並びに市が、梅雨を間近に控えた中での大雨に対する災害防止対策を中心とした指導を、施工業者に対し行っておるところでございます。

 その後におきましても、台風による大雨警報の発令等の際におきまして、大字と連携しながら現地の状況をその都度確認し予防対策に指導を行ったところでございます。また、農地法に基づきます是正指導につきましては、県の農業委員会の担当課と市の農業委員会が調整を行いながら、施行業者に対し行政指導を行っているところでございます。 以上でございます。

西川議長西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 経過についてお答えいただきました。
 そして、もう一度、今後の取り組みについて、今後はどのように対応それようとしているのかもお伺いしておきたいと思います。

西川議長西川西川議長
 産業観光部長。

河合産業観光部長
 今後の取り組みについてでございます。市といたしましては、近日中に施工業者と市及び大字関係者が再度事業の進捗及び今後の予定などを協議いたしまして、また計画工程表に基づいた搬出をするよう、施工業者に対し指導をしてまいりたいと考えておるところでございます。
 また、農地法に係ります転用の件につきましては、県の関係課と農業委員会が連携をしながら、行政指導に当たることとなっております。災害防止の観点から、施工業者には十分な災害防止対策を講ずるように指導を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 一般質問以来のことを、それから今後のことを部長からお答えいただきました。
 土砂の搬出については、ちょっと見ていましたら、大字区長の方にも月ごとに報告されていますけれども、見ていましたら、天候の関係もあってか余り計画どおりには進んでいないというふうに見受けられます。
 いろいろ市の方も動いていただいているということですので、今後も経過を見たいというふうに思いますけれども、近隣住民の不安が消えるまで、フォローの方をよろしくお願いしたいと思います。

 それと、先ほど、山の開発が災害の要因の1つでもあるというふうに言いましたけれども、広島の災害の大きな要因の1つとして挙げられるのが、土質が、花崗岩が風化してできた真砂土であったということだというふうに思います。葛城市の西山も脆弱な地盤であって、まさしくこの真砂土ということになります。
 大変地すべりがしやすく、災害が心配されますが、広島の災害のようにならないためにも、何らかの対策が必要だというふうに求められます。
 実際、昭和57年には葛城山の土砂の崩壊により、兄川や安位川に土が流れ込んだという災害に見舞われたことがあります。
 一歩間違えれば、大字梅室は大きな被害に遭ったであろうというくらいの状況であったというふうに聞いています。こういったことへの防止策として、以前、砂防堰堤が建設されていますけれども、ところがせっかくの砂防堰堤も土砂がたまり、堰堤としての用をなしていない状況であります。

 そこでまずは、このたまった土砂を搬出することから考えてはいかがでしょうか。
 これについて、ご意見を伺っておきたいと思います。

西川議長西川西川議長
 生野都市整備部長。

生野都市整備部長 都市整備部の生野でございます。よろしくお願いいたします。 ただいまの吉村議員お尋ねの件でございます。
 これにつきましては、安位川と合流する兄川の件をおっしゃっているというふうに思っております。まず、葛城市内には8河川で20基の砂防堰堤があるわけでございまして、その堰堤の種類といたしますと、不透過型が17基、これにつきましては土砂堆積を搬出しない堰堤でございます。
 そして近年は、透過型と申しまして、土砂を自然として流し出すという透過型が3基あるわけでございまして、お尋ねの兄川水系につきましては、山口に2カ所、梅室に1カ所の堰堤があるわけでございます。いずれも不透過型の堰堤でございます。山口の堰堤につきましては、上流部に土砂を蓄積するための治山堰堤等があるわけでございまして、土砂の蓄積は比較的少ないように思っております。

 議員がご指摘の件につきまして、梅室の堰堤につきましては、単独の堰堤でございます。 今現在、幾分か土砂の蓄積が見受けられるということでございます。県の方とも十分協議を行う予定をいたしておるわけでございますが、何分、不透過型の堰堤の管理につきましては県の単独事業になるというようにも聞き及んでおりますので、今後は堰堤の状況を十分確認しながら協議を行ってまいりたいというように存じます。 以上でございます。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 お答えありがとうございました。新たに建設となるとかなりの費用もかかりますから、これは県の単独事業ということであれば、砂防課の方に強く要望していただきたいというふうに思います。

 それからもう1点、これも以前から言っていますけれども、山の整備についてです。戦後の需要から山の木を根の浅い針葉樹の植林に切りかえたこと、これが災害に弱い環境をつくってしまったということになると思います。
 これも今回の災害の要因の1つであり、人災であるとも思っています。つい先日、鎌倉市の職員とお話しする機会があり、災害の話になりましたけれども、そのときにおっしゃっていたのが、過去に鎌倉市で森が動いたということをおっしゃっていました。針葉樹の植わった山の地すべりをそのように表現されていたわけですけれども、針葉樹を広葉樹に植えかえることは、何度も言っていますけれども、災害に強い山にすることというだけではなく、治水にも大きな影響を与えます。
 鳥獣害から山を守ること、また景観のためにも進めるべきだということを何度も申し上げております。この点について、改めてお伺いしておきたいというふうに思います。

西川議長西川西川議長
 産業観光部長。

河合産業観光部長
 ただいまのご質問についてでございます。本市の行政面積の3,373ヘクタールのうち、森林面積につきましては1,331ヘクタールございます。本市の39%を占める森林につきましては、生産機能だけでなく洪水の緩和や水質浄化などの治水機能、また多面的な機能を有しておりまして、これらの機能を通じまして地域住民の生活と深く結びついておるところでございます。
 本市の山林には木材としての機能である生産機能が希薄でありますが、良好な景観の回復や自然環境の保全、また水源涵養の増進などを発揮させる森林としての環境保全林として位置づけられておるところでございます。先ほどからも話がございますように、本市の人工林につきましては1,331ヘクタールのうちの1,073ヘクタールございまして、15年生から55年生の人工林につきましては593ヘクタール、全体の55%を占めておる、その中の部分につきましては杉、ヒノキが主なものとなっておるところでございます。
 地域の目指す森林資源の姿としては、適切な森林施業の実施や山地災害の防止、また鳥獣害の被害対策、森林の保全活動等の取り組みを推進することで、森林の有する多面的機能が総合的かつ高度に発揮される状態を目指すものでございます。

 以上のことなどを踏まえまして、平成26年度におきまして、従来から行っております杉、ヒノキ等の間伐事業、また里山の竹林や雑木等を整備する獣害に強い里山づくり事業に加え、地域の方々が里山を身近に感じてもらう森林とのふれあい推進事業や、広葉樹の植栽を行いながら森林の景観の向上を目指した植栽による景観向上推進事業に取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。

 また、山地の崩落防止につながるべく、本市における山林の荒廃状況の調査を手がけるとともに、山麓地盤を安定させるための土留や水路工事等の予防治山の事業を、市の関係各課や奈良県とも十分協議を行いながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 山の整備の必要性につきましては、先ほど言いましたように鎌倉市の職員の体験談や、また広島の映像を見ていて更に思いを強くしました。今、部長がお答えいただいたように、具体的にも少しずつ進めていただけるということですので、この治山事業にしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 最後に、市長にいろいろなことを私質問させていただきましたけれども、山麓地域の崩壊防止対策について、今後どのように取り組んでいただけるのかをお伺いしておきたいと思います。

西川議長西川議長
市長。

山下市長 山下市長
 山麓地域の防災対策等につきまして、今、部長が答弁をさせていただいきました。避難所の検討につきましても、いろいろとご指摘をいただいております。
 今回、先ほど増田議員の質問にお答えをさせていただきましたように、山麓土砂災害が起こり得る可能性の高い大字に対して、私と副市長と手分けをして、私は新庄側に、副市長は當麻側の区長のところに、全大字連絡を入れさせていただいて、その上で自主避難ができる避難所の開設をお願いしました。
 そのときに、場所の指定につきましては、一時避難所、ここでよろしいですかということも、私らの方から確認はさせていただいております。中には梅室や山口のように、うちのところは土砂災害が、警戒がされるから、特別養護老人ホームに行かせてもらいたいというお願いをされた大字もあったわけですし、今おっしゃっていただいている平岡地区の場合は、役員と相談をしてここでも、たとえ若干崩れたとしても問題ない、大丈夫だということで、役員の皆さん方が大丈夫だということで、自分たちでここを開設するんだということをおっしゃっていただいた。
 過去の経験やまたその土地の状況等を鑑みて、選んでいただいた場所だというふうに認識をしております。それぞれ、よりよきところというところを考えれば、また区長に連絡をする際にご相談をさせていただきながら設置をしていくべきだろうと思います。
 今回もそのような判断に基づいてやっていただいているとは思っております。情報は最大限、うちが持っている情報としては土壌雨量がこういう形になっているので避難所を設置してくださいという形でお願いをしてまいりましたので、持っている情報を、全てカードを出した上で判断していただいている。懸念すべき材料も含めて、提案をして判断をされたというふうに思っております。

 また、山の問題につきましては、確かに葛城山、西山の場合は、急傾斜地に針葉樹が、余り間伐をされずに残っているというのが大きな不安要因であるということも間違いのないところでございますけれども、葛城市の森林組合は600名を超す組合員がいる、なかなか他に例を見ないような所有者が多数存在する山ということで、これは吉村議員が何度も議論している中でご承知をいただいておると思います。
 森林組合の中でもお話しをさせていただいて、この間伐等についてどうしていくのかということを担当の池原課長から説明をし、場所の設定を区域の設定も確実にしないままでも間伐ができるということも含めて、アナウンスをさせていただき、それでもしていただきたいというところから手をつけさせていただいておるところでございます。
 しかしながら、1件当たりの所有面積が山林では珍しく3反、4反ぐらいの面積の所有者がかなりいらっしゃる状況の中で、全ての方々に山林の手入れをしてくださいと言ってもなかなか進まない。
 こういう言い方をすればあれですけれども、高度経済成長の時代で、木で家をつくるとかというときが主流でしたら、価値があったから手入れをしてもよかったんでしょうけれども、ほとんどの木の価値が下がり、手入れをするところに 手間がかかる、また持ち出しのための道路がない、これを、ヘリコプターを持ってきてやると赤字になってしまうというようなことも含めて、なかなか森林組合の中でも間伐の進捗がはかどらないというのが現状でございます。

 今後は、先ほど言いましたように、土地の確定はしないまでも間伐ができるとか、補助金が入るとかということを何度も何度もしっかりとアナウンスをさせていただきながら、そうは言いながらも所有者は市ではございませんので、所有者の意向に訴えかけ、できるだけやってくださいということをお願いし、できるように努力をしていくということしかないというふうに思っています。
 葛城市でも年に1回、うちの職員が確認をしておりますけれども、学校林、中学校等の建てかえのために植えた木も、御所市の境界の近くにあるわけでございますけれども、そこの間伐等含めてどのようにしていくのか、今後さらなる検討を重ねて、森林等の崩壊を未然に防げるようなアナウンスを努力してまいりたいというふうに思っております。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 市長からお答えいただきました。一時避難所に関しては、区長と相談の上というのは私も理解しているんですけれども、今の気象状況というのは、いつどうなるかわからない。そして一時避難所に避難して、途中で大雨になってそこから広域避難所に移るということが難しい事態も起こり得ると思うんです。ですから、こんな場合は山から離れたところに最初からというのも、一度考えていただきたいというふうに、私は思って質問させていただきました。
 それと、森林についてはいつも市長がお答えのとおり、所有者の問題とかいろいろあるわけですけれども、広島の今回の状況を見ていますと、森林組合の方も何とかしないといけないということも理解されると思いますし、今、理解を求められやすい状況にあると思いますので、市もできるところから今していただいくということですので、そういうこともまた森 林組合でも強くお話ししていただけたらなというふうに思います。

 今回の広島の事例は30年に一度の異常気象によるものという報道もありましたけれども、ただ、今後もこういった予測のつかない気象はあると考えるべきです。これを機に万全の備え、対策をお願いしておきたいというふうに思います。

 では次に、緊急時の放送についてお伺いします。
 火災や迷い人の放送について、まずはどういったことを放送するのか、規定などがありましたらお示しいただきたいと思います。

西川議長西川議長
 吉村企画部長。

吉村企画部長
 失礼いたします。企画部の吉村でございます。よろしくお願い申し上げます。 それでは、ただいまの吉村議員のご質問にお答えさせていただきます。 緊急放送時の放送内容の基準的なものでございます。

 まず、火災の場合についてでございます。火災の場合につきましては、消防署の方から一報の連絡がございまして、放送の内容でございます火災場所につきましては、消防署からの連絡によりまして、大字名と公の施設等の目標物がわかればこの目標物の付近という形で放送を入れさせていただいておるところでございます。

 次に、迷い人の場合についてでございます。この場合につきましては、関係者の方からの連絡によりまして、放送させていただいておるわけでございます。放送の内容につきましては、迷い人の特徴を入れまして、放送を流させていただいておりますが、この特徴の内容でございますが、年齢、性別、不明となった日時、場所、どの付近ということでございます。
 そして、身長、体型、髪型、服装の上下とその特徴、色、そして帽子の有無という内容となっております。 以上でございます。

西川議長西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 今、規定の方をお話しいただきましたけれども、先般の8月5日の早朝、大字北花内でマンション火災がありました。まず消防署からのプリメールで、北花内で建物火災発生と送られてきました。その後、有線放送で「大字北花内付近で火災発生」とありました。ただ、これで本当にこれだけで消防団員がすぐに迷わず現場に駆けつけることができたのでしょうか。

 以前でしたら、「大字、どこどこの誰々さん方より出火とありました」と。個人情報のことが今うるさく言われていますけれども、個人情報の保護の観点から個人名が出せないのであれば、今回の場合でしたら、せめて目標物であるJR新庄駅付近マンション火災でもいいわけです。
 例えば山田のように狭い地域なら、山田で火災と言えば山田に向かって消防団員の方が走っていただいたらいいわけですけれども、北花内のように広い面積を有する大字でしたら、例えば24号線よりも東なのか西なのか、南北でもかなり広い範囲がありますので、初期消火にこれが間に合うのか、影響がないのかという懸念があります。
 また、消防関係でなくても例えば今回の北花内の火災でしたら、私の主人の母が北花内に実家がありまして、放送で「北花内で出火となります。建物火災となります」と。飛び起きて、「どの辺やろう」という話が出てきたわけです。こういった市民の方の中にも、特定がされないのでかえって混乱を招くということになったのではないかというふうに思います。

 それと、迷い人の放送に関しましても、男女の別、そして衣服とか、今、規定のことをおっしゃってくださいましたけれども、これも氏名の公表は最近はされていません。以前でしたら、これも連絡先、氏名の公表もあり、連絡先として何々さん宅までというふうに記憶しています。
 連絡先までというのであれば、せめて氏名は明らかにすべきだというふうに思います。特徴を見てこの人かなと思ったときに、声のかけようがない。認知の方で場所がわからなくなって町の中をうろうろされている場合でも、自分の名前、氏名を言われたときには何らかの反応を示されるというふうに思いますので、これは事故が起こらない、人命が大事という、優先ということになりましたら、氏名だけでも明らかにすべきだというふうに思いますけれども、この点について伺っておきたいと思います。

西川議長西川西川議長
 企画部長。

吉村企画部長
 ただいまのご質問でございます。まず、緊急時の放送である火災についてでございます。現在、火災時の放送につきましては、消防署よりその一報が入るわけでございます。この一報に基づき、火災発生のサイレンを吹鳴いたすとともに、有線放送あるいは防災行政無線によります放送を流させていただいておるところでございます。
 また、携帯登録いただいております消防団等関係者の方々には、消防署からプリメールにて火災発生の一斉メールが発せられる仕組みとなっているところでございます。

 ご指摘の放送の内容でございますが、過去におきましての誤報やあるいは勘違いの認識、また個人情報保護審査会での答申をも重んじた経緯の中、現在に至っているところでございます。 なお、消防団への伝達内容につきましては、より詳細で内容に発信させていただく旨を消防署の方から連絡を受けているところでございます。
 また、迷い人の放送につきましては、こちらにつきましても、過去の経緯あるいは個人情報の保護といった面から、現在に至っているわけでございます。 以上でございます。

西川議長西川西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 火災の件に関しまして、これは平日の昼間の緊急時の放送だったら別だというふうに思うんですけれども、今回の火災もそうですけれども、当日直の方の対応の場合、今年6月から嘱託職員がその業務を担当されることになったわけですけれども、本当に葛城市の地図に明るい方が担当されているのかということです。
 これは、マニュアルによって消防署からの連絡を受けてそのまま放送をされているんだろうというふうに思いますけれども、もしこれが、職員の方が受けたら、自分が走れるのかどうか。北花内で火災となった場合、もし私が職員でしたら、北花内の火災というたらそれだけでは走れないから、もうちょっと詳しく言ってくださいというふうに言うと思うんです。
 ただそのまま流したら、そしたら問い合わせも来るだろということも予測されると思うんです。北花内のどこですかということで。そういうことを思うと、もっと詳しく教えてくださいといって消防の方に問いただすということも必要だろうというふうに思いますし、もっと言えば、もっと葛城市のことをわかっている消防署の方が、もっとはっきりと明確に特定できるところを示すべきだろうというふうに思います。

 個人情報というのであれば、個人のお宅ではなくて、先ほどのように公共の場所とか、何か目標となるところがあるというふうに思いますので、その辺を注意してこれからは特定できる、これで聞いて自分が走れるかどうかという判断も、それからその嘱託職員の方にもそういったことも研修していただくなりして、はっきりとした場所、駆けつける場所がすぐにわかるように対策を講じていただきたいというふうに思います。
 このことについても、市長の方にお伺いしておきたいというふうに思います。

西川議長西川議長
 市長。

山下市長 山下市長
 先ほど部長が申し上げましたように、火災の場合は大字名とわかれば何々付近という形で放送するというというふうに申しております。そのようにさせていただくということで、これはいつもどおりでございます。消防団につきましては、より詳細な情報を流していく。
 無線であり、また個人のところに連絡をしていくということをこれからよりわかりやすくやっていくような方法をとっていくということで、消防署の方から聞いておりますので、そのようにしていただくということです。

 私もこれを議論いたしましたけれども、過去何回か、何々宅と言ったところで、間違って、誤報によって、その方のところに大変なご迷惑をおかけしたということであったりとか、また、その放送をすることによっていろいろと周りから人がたくさん見に来て、本来の消防活動がしにくくなってしまうというようなことも懸念されるということも含めて、過去、個人情報保護審査会の中でいろいろと検討された結果、合併のときにその内容等については、詳細は言わない方がいいだろうというようなことになったというふうに聞いております。

 ただ、おっしゃるように消防団に対してはより詳細な情報をいち早く流していくべきだろうというふうに思いますが、市民全体に対して詳細な情報というのは提供しなくてもいいだろうという判断に基づいて、こういう形でさせていただいておるということでございます。

西川議長西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 今回の場合も何々付近ということで、北花内付近というふうに、実際に放送されました。 先ほどから言っていますように、北花内付近では本当にわかりにくい。メールも北花内、建物火災になっていました。消防の方には別といいますけれども、消防の方も外で働いていて、放送、サイレン鳴って北花内と言ったときに、また別に来るというのもどうかなと、そのときに同じように言えば、特定すればいいというふうに思います。
 何々様方という個人名はやはり出さない方が、迷惑もかかるかもしれませんけれども、先ほど言いましたように、距離があっても何かの目標物で定められるというふうに思いますので、それは今後検討していただきたいなと。私、ご近所の方からも言われたんですけれども、友達もいるんだけど、あんな北花内だけではわからへんやんというて言われたのも確かなんです。
 本当に北花内だけでは、先ほども言いましたけれども、問い合わせがまた必ず来て、その対応にもかなり大変なものになるというふうに思いますので、これからこれは、やはり迷い人もそうですけれども、人命が大事ですので、今後のことをもう一度検討願いたいと思います。

西川議長西川西川議長
 市長。

山下市長 山下市長
先ほども言っておりますように、大字と目標物があれば目標物も含めてこれから放送すると言っております。
 それと、プリメール等は検討していかなければならないというふうに思いますけれども、市民全体に対して詳細な情報というのは流せないというところもございますので、火災の場合については第一に考えていかなければならないのは消火、これが第一。
 人命救助というのが第一でございます。それ以外の情報というのは不要だというふうに私は思いますので、気になるという方もいらっしゃると思いますけれども、救急車またそういう消防車等の通行の妨げにならないように、余り特定をしてたくさんの人が集まるような状況というのをつくるべきではないというふうに思います。

 また、ここは我々行政が、もう昔の流れとは違う、個人情報をどこまで保護するのかというのは、これはテーマだと思います。しかし、先ほどの避難のときにも要援護者等について、どこまでの情報を開示していいのか、もう危ないからと言って情報を全て流してしまって、何もなかった、空振りやったときに、何であんな情報を流されてんとなってしまうと、また逆に問題になってくるというのもあるわけです。
 やはり、個人情報等に関しては、さまざまな形で議論されておるところでございますし、慎重にならざるを得ないというところもあります。公共放送で名前を一度流してしまうと、それを取り返すことはできませんので、そのことも含めてご家族の心情等も考えながらやっていかなければならないということもあるわけでございます。
 吉村議員がおっしゃっているのも一理ございますし、我々が受けて立たなければならないところも、どうやってご家族のプライバシーを守っていくのかということも考えていかなければならない。そっちにも理があるということで、相克の中で検討して、現在の状況の中では名前を出さないという判断をさせていただいている。それも個人情報保護審査会にかけさせていただいて、その中での判断だということでご理解をいただきたいというふうに思っております。

西川議長西川議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 どちらも人命が優先ということには変わりないと思うんです、考え方は違えども。ただ、迷い人の方ももし、例えばご家族の許しが得られるのであれば個人名を出していただくという方向に、それは進めていただきたいと思います。
 余りにも今は個人情報保護ということ、観点が騒がれすぎて、本当のところはどうなんだろうかという疑問に思うことも多々ありますので、これから検討願いたいということをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。




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