コ ラ ム  ちょっと意見をゆうこ 葛城市議会議員
 吉 村 ゆ う こ
葛城市議会議員 吉村ゆうこ
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1.図書館の今後の運営について
2.「イノシシ」等鳥獣害対策について
3.土砂等による土地埋め立て等の規制について
平成22年第4回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
平成22年12月10日より抜粋
 【会議録はこちら】

吉村優子 議員
 ただいま議長のお許しをいただきまして、一般質問させていただきます。
 今回は図書館の今後の運営について、イノシシ等鳥獣害対策について、そして、土砂等による土地埋め立て等の規制についての3点です。一問一答方式で行います。
 なお、これよりの質問は質問席より行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、質問させていただきます。

 まず、図書館の今後の運営についてお尋ねします。
 6月開催の行財政改革特別委員会や9月1日の全協におきまして、理事者側よりアウトソーシングについてのお話がありました。
 各施設について、今後、業務委託も検討していきたいとの意向が示されました。そんな中、12月1日には、これも行財政特別委員会の中で葛城市の民間委託取り組み計画の説明があり、できるところから始めるということで、来年度の平成23年4月より開始予定の8つの業務委託についての具体的な内容が示されました。
 その中には学校図書室業務というのもありましたが、それでは、葛城市の図書館については今後直営のままで行くのか、業務委託を考えておられるのか、まず意向をお示し願いたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長吉村議員の学校図書館、さらには公共の市立図書館の今後の運営ということにつきまし てご質問いただきました。
 まず最初に、今、学校図書館あるいは市立図書館の置かれている役割と言いますか、こういうものを先にご説明申し上げたいと思います。
 平成13年になりますか。それまで子どもたち、大人もそうかもわかりませんが、読書離れ、文字離れという、こういう社会のいろんな課題が指摘されている中で、平成13年、子どもの読書活動の推進に関する法律というのが整備されまして、それぞれの基本的なこれを推進するための具体的な計画を必要、状況に応じて各市町村にも策定をというような、そういう話がございました。
 奈良県でも平成15年7月、県における推進計画が出ておりますけれども、本市におきましては、この法律が制定される以前からもう学校図書館、市立図書館におきましてはこの法の趣旨を先取りをしたような形で、具体的な子どもたちの読書活動、こういうものを推進する具体的な取り組みがなされておったというようなことでございます。

 今後、図書館におきましては、まず学校図書館におきましては、それらの子どもたちの読書活動を推進するために、まずは環境、状況整備ということで、蔵書の増冊ということで、整備をしていただきました。
 ただ本だけでなくて、やはりそれを子どもたちの生きる力につなげるために、まず学校ではその図書館の有効利用ということで進めてまいりました。
 まず、この法律の趣旨は、学校や市立図書館、それを総合的に連携させてどのように読書活動を高めていくかと、こういうことでございます。
 1つには今、言いました、学校ではそれぞれの読書活動を充実ということをしながら、公共図書館との連携というようなことも図って、今、進めているところでございます。
 学校としましては、今、学校図書館司書というものを配置しながら、それらを支援する、ご存じのように、学校図書館補助員を配置してございます。 さらには、ご存じのように、市立図書館には図書司書が配置されておりまして、これらの専門家による指導のもと、図書館の充実を図っておるというところでございます。

 今後の図書館充実に向けましては、ますます図書館エリアを越えた、単なる貸出業務でなくて、エリアを越えたそういう活動業務というのがますます必要になってくるかと思います。
 ご質問の公共施設の市立図書館につきましては、今、さまざまな市民の見識を広める、知的好奇心を高める、そういう取り組みのための業務をやっておりますし、文化教養豊かにあふれるまちづくりのためにさまざまな事業をしておるところでございます。そういう意味から言いましても、図書館の果たす役割というのは、今後ますます重要性を帯びてくるところだと思いますし、さらには、そこに勤める職員の専門性というものにつきましても、今後ますます質の高いものが求められると、このように考えるところでございます。

 今、ご質問の中に、行財政改革の中で1つ業務委託というようなことでのご質問をいただいておりますけれども、教育委員会といたしましては、今後そういう検討の中で、やはり市民の、子どもたちを含めた市民の読書活動、こういう推進の上からもやはり業務委託が先にありきと、こういうような立場で検討していくということにつきましては、私ども、なじまないかなというふうに考えております。そういう意味で言いまして、基本的には指定管理、業務委託等につきましては、図書館業務の総合的な見方、そういうものに立って必要に応じた検討もしていかなければならないとは思いますけれども、繰り返し、図書館のこれからのあり方ということを考えたとき、そうそうありきと、業務委託ありきということでの検討ということには教育委員会としてはなじまないものだなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 今、教育長よりお答えいただきました。業務委託はなじまないというご意見、いただいています。
 私もこの図書についてはどちらも向かないんではないかというふうに思っています。 図書館というのは、先ほども蔵書の話、ありましたけれども、蔵書目標がまた例えば15万冊として、それが達成したときに蔵書の目的は達成してということが言えるかというと、そうじゃないというふうに思うんですね。
 資料的な本はどんどん古くなりますし、また新刊、蔵書にないものも新しく購入しなければならない。だから、そういった選書の部分においては、業務委託は私は向かないというふうに思っています。
 葛城市の子どもたちや市民にどういった図書をそろえていくか、また、葛城市の図書館をどうしていくべきかということは、委託会社の社員ではそこまで考えて業務を行うということは考えられませんし、ただ、窓口の業務ですね。やはり現場に司書なり職員がいて、窓口での対応、細かい本に対する相談も含めた対応はすべきだというふうに考えています。
 委託会社も経営上成り立たなければならないということで、そしたらその管理料というのがもしあれば、それがその経営の利益ということに値するのかもしれませんけれども、さらにということになって削るとなれば、私は本の予算を削られていくというふうに思います。売れ残りの本を押しつけられないように気をつけなければならないというのを、前に図書館関係者の方から聞いた話ですけれども、そういったことも注意しなければならないというふうに思っています。

 この間、そしたら、業務委託の行革でお話があったのは4月からもう進めますという話も伺っているんですけれども、それはそしたら、ちょっと意見が違うように思うんですけどもね。それはちょっと後ほど聞きたいと思います。

 先ほどおっしゃった子ども読書活動推進に関する法律に基づく前から、葛城市はいろんなことをなさっているというふうにおっしゃっていましたけれども、ただそれに対する子ども読書推進計画というのは具体的にできているのかどうか。まずその点、もうこれでいいのか、これからもこの計画を進めるのかいうのをちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長 先ほどのご答弁の中でも少し触れさせていただきましたけれども、推進計画につきましては、今、実施できていないのが現実でございます。
 ただ、先ほども言いましたように、本市におきましては、具体的な中身を見てみますと、県の推進計画、この中にあります中身と合致した取り組みを既に始めておるというところでございまして、それを後追いするような推進計画というものにつきましては、比較的労力なしでできるかと思いますが、今現在そういうものでなくて、具体的な取り組みが先行しておるというのが現状でございます。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 私が持っている資料の中には、葛城市はただいま検討中という話になっていたので、それ でちょっと質問させていただいたんですけれども。 それと、もう1点、学校の図書についての小学校、中学校共通のデータというのができて いるのかどうか。もう整っているのかどうかね。それもちょっとお伺いいたします。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長 学校、7校ございますが、共通でネットワーク化してはございません。これは学校があまりにも学校教育活動の中での図書活動でございまして、実際ネットワークしてしまうと3,000人の子どもたちが、貸し借りのネットワークが入ったときにとても対応できない、業務上対応できないというのが現状でありまして、その辺はネットワークはしておりません。
 ただ、司書教諭等を通じてお互いの図書の蔵書の内容等につきましては、必要に応じて情報交換しながら、どの学校にもしかし同じような蔵書をそろえるというようなことも踏まえながら、どこでも同じような対応をしていくということでの今は対応になっております。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 ちょっと対応できないという意味がもうひとつよくわからないんですけれども、私はもう各学校のデータを共通のデータをそろえて、それと市立図書館との連携をとってしていくことが、学校で眠っている図書もあると思うんですよ。
 それを全体で活用できるのは、データをまずそろえることかなというふうに思うんですけれども、そうして全体の学校の図書室と図書館と全体で葛城市の図書を考えるべきだというふうに思うんですけれども、こういった点、もう一度お伺いしたいと思います。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長 今、学校と図書館は磁気でのネットワークはしておりませんが、市立図書館につきましてはインターネット等で蔵書がありますので、学校現場につきましては必要に応じてそれを閲覧しながら市立図書館の蔵書状況につきましては確認しながら、例えば集団貸し出しといいますか、そういうものの手続、取り組みをやっております。

 今、言いました学校間につきましては、できてございません。先ほど対応等で難しい問題があるということになりますと、確かにどこにどの学校にどの蔵書があるかというのは、小学校におきましてはほぼ同じものがある部分が当然ございますし、例えば貸し借り業務がそれによってなってくるようになりますと、対象となる子どもたちがかなりでございます。
 週1回子どもたちが返却、貸し出しという業務、どこの学校でもやっている状況でございますので、今のそういう業務からいいますと、自分の学校では自分の子どもたちへのそういう貸出業務ということが第一に考えてやっておりますので、それを7校広範囲に広げると、そこら辺に支障が出るかなというところでの対応が難しいというところでございます。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 私、聞きましたら、図書館と図書室の先生と余り定期的な会議も行っていないように聞いていますのでね。そういうことも含めてちょっとこれからもっと検討していただきたいと思います。それで、業務委託については、貸し本業的なものであれば、私はもう業務委託しても構わないというふうに思いますけれども、やっぱり知的財産的な意味から言いますと、あるレベルを保つ、図書館のレベルを保つというところから言いますと、私は図書館は業務委託には向かないというふうに考えています。

 それから、もう1点ですけれども、図書館には目の不自由な方や寝たきりで読書のできない方たちのためのテープ等のライブラリーがあります。その中には毎月の広報かつらぎのテープもあります。
 これは広報かつらぎの全ページをテープに吹き込んでくださっているボランティアの方がおられ、このテープの利用者には大変喜ばれているところですけれども、ただ、これは大変な作業でありながら、こういったボランティアの方の位置づけというか所管が明確でないように思います。
 現在のところ、吹き込まれたテープのダビングや配送業務は図書館ということですけれども、全世帯に配付が基本の広報かつらぎという点からいいますと、企画部の所管かなというふうにも思います。
 例えば、長年使用してきた、そのボランティアの方が使用しているテープレコーダーの買いかえとか、ダビング用のテープの購入の予算ですね。それと、このボランティアの方はお二人でなさっているんですけれども、後、やってくださる方を探していますというふうにおっしゃっていますけれども、その際もやはり所管が明確でないために自分たちでやらなければならないというふうなことになっていると思いますので、この際所管について明確にしていただきたいと思いますけれども、どこの所管になっているんでしょうか。

西井副議長 西井副議長
 中尾教育部長。

中尾教育部長 吉村議員のご質問にお答えしたいと思いますが、声の広報につきましては、所管は多分企画になろうかと思うんですけども、今現在行っているのは、先ほどご指摘のとおり、新庄図書館が窓口になってやっております。
 当分の間、新庄図書館を窓口として事業を進めてまいりたいとこのように思っております。ただし、今おっしゃったようにボランティア活動とか、それとか福祉の方に入ってきますと、うちの方ではちょっと対応しかねるかと思いますので、今後、関係課と連携をとりながら調整をやりたいと思っております。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 このボランティアの方は自分でダビングしたものを図書館の方に仕事をお願いしに上がるわけです。自分で吹き込んだもの、ダビングね。そうすると、それを気を遣いながら、図書館の人の仕事をふやすなって気を遣いながら渡しておられるんですよ。
 本来だったらこれは市の方からお願いしなければいけないのに、こういった所管が明確でないために、こうした気の遣わせ方をしなければならないということでね。せっかくボランティアしていただくのに、気を遣っていただかないようにするためにも、所管をきっちりとしていただいて、その所管の方からボランティアの方のフォローをしてあげるということが、これから必要になってくるというふうに思いますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。

 業務委託の話に戻しますけれども、これは3年から5年というふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、1つの委託会社に任せて、それがだめだったら次の委託会社ということになるんでしょうか。
 委託会社から委託会社へというその引き継ぎなんていうのは、違う会社だからそんなきっちりなさらないというふうに思いますし、じゃ、直営に戻すとなった場合、3年から5年、その中でかなりの中が全然キャッチできないぐらいになると思う。
 前におっしゃていたのは、業務委託のところでおっしゃっていたのは、「業務委託会社の日々の連絡調整は正職員と現場の委託会社の業務責任者で行い」というふうにこの間の説明であったんですけれども、やっぱり現場できっちり入っていなかったらわからない部分もありますし、これは私、図書というのは田畑と一緒で一度荒らすともとに戻すのがすごく時間がかかるというふうに思いますので、そういうことは気をつけて、そこも考えてやっていただきたいというふうに思いますけれども、もう一度市長に確認しますけれども、図書館、図書室についての業務委託を今後どのように考えておられるのかお聞かせください。

西井副議長 西井副議長
 山下市長。

山下市長 山下市長
 これは教育長も申し上げていましたけれども、学校図書に関しては貸出業務、その補助に関して業務委託を考えているということです。それしか、この間も行革の資料の中にはその部分しか出ていなかったと思うんですけれども、ちょっと聞いておられる方も誤解をされると困るので、学校図書に関しては先ほど教育長も答弁しているように、これは直営でやっていくということで、それに関しては考えていないと。

吉村優子 議員
 図書館。

山下市長 山下市長
 学校図書館。あ、学校図書館じゃなくて、市立の図書館に関しては直営でやっていくということでございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 これ、資料には、蔵書の整理とか、9つか10個ぐらいの項目、掲げてあるんですけれども、貸出業務しかしないとおっしゃいますけど、学校の図書室には1名か2名でしょう。
 例えば1名としたら、もうそれは業務委託に任せるということですよね。それしかしないじゃなくて、そこのほかの業務はだれがするんですか。貸出業務しかしないと、考えていないということは。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長 先ほど言いました学校図書館の責任は、学校司書教諭という者が配置されてございまして、これが学校図書館の運営の核となってやっております。
 で、私ども、今配置しております補助員は、支援はあくまでその司書教諭の企画運営に基づいた学校全体の中でのある部分 を支援していただいているということでございますので、繰り返しますけれども、学校図書館につきましては、学校が、自身が責任を持ってやっておるというようなことでございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 そしたら、もう一度聞きますけども、学校図書館の方との会議のときにはその先生が出ら れるということですか。

西井副議長 西井副議長
 大西教育長。

大西教育長 会議といいますと、今は市立図書館と学校とは、2つの図書館、7つの学校が一緒になった会議はございません。
 そういう場合はございません。今、言いました学校図書館司書教諭が、例えば図書購入について市立図書館の司書に情報をもらう、アドバイスをもらう、そういうものの連携、あるいは先ほど言ったように、図書館のある本につきましてまとまって借りる、あるいはそれ以外、おはなし活動とかに図書館の協力をしてやっているということでございますので、そういう図書館司書教諭と図書館とのそういうつながりはありますけれども、全体的な会議というのは今は持っていません。それは個々、個々の領域でやっております。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 これから全体の会議を私は望んでいますし、全体の図書という感じでやっていただきたいというふうに私は思っているんですよ。
 今後は図書についても格別の思いのある市長ですから、全体の図書については本当によい結果が出るようにしていただくことは、私はこれは期待しておきたいというふうに思います。この質問はこれで終わります。

 次に、「イノシシ」等鳥獣害対策についてお尋ねします。
 鳥獣害による農作物被害につきましては、葛城市だけではなく奈良県、また全国においても深刻な問題となってきています。
 先の12月3日に開催されました知事と市町村長が意見交換をする第8回県市町村サミットにおきましても、鳥獣害対策の要望が各市町村長より上がっていたように新聞の報道がありました。
 葛城市におきましては、先日の5日に行われました市民判定会では、有害鳥獣駆除事業を対象事業として挙げられ、活発な議論がされたところです。その中でも説明されていましたように、山麓線より西の16大字の被害が大きく、協議会が立ち上げられ、うち12大字協同で昨年16キロのワイヤーメッシュが設置されました。

 それはそれで本当によかったんですけれども、その影響で南の端の梅室地区では逃げ場を失ったイノシシが、田畑だけではなく、夜の7時、8時になると玄関より侵入し、庭を荒らしている状態にまでなっています。
 ただ、今後もこういったワイヤーメッシュ等による防御とともに、猟友会との協力のもと、わなやおりでの捕獲、そしてえさの確保のための山の整備というこの3点が必要となってくると思います。

 そこで、捕獲という面から、猟友会と市側、すなわち農林課の位置づけについて提案をしたいというふうに思います。現在、農作物の被害を受けた農家の方は、市の方に駆除の依頼をされる方もあれば、直接猟友会にお願いされる方もいらっしゃいます。
 これを窓口を1つにして、市がその担当をすべきだというふうに考えます。といいますのも、直接依頼される方の中には、収穫直前の農作物の被害に対する憤りからか、猟友会に対して厳しい口調で批判される方もおられるようです。
 そもそも猟友会に入っておられる方というのは、猟を楽しむために銃の保持の許可を持っておられるのであって、有害鳥獣の駆除が目的ではない。これは当然のことなんですけれども、ここのところを皆さんもっと認識をすべきところだというふうに思います。
 それでなくてもわなやおりの設置や見回り、捕獲後の処理等、仕事が煩雑な中、ほぼボランティアに近い猟友会の方には仕事に専念していただくためにも、窓口を市に持ってくることが得策だというふうに考えます。現在、有害鳥獣駆除については、農林課の農林係が担当されています。

 そこでお尋ねしますが、現在、農林係には職員が何名おられて、そしてその中の鳥獣害駆除の担当の方は何名いらっしゃるかお答え願いたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 大武産業観光部長。

大武産業観光部長 ただいま吉村議員から有害鳥獣の関係のご質問をいただいております。
 まず、イノシシ等の有害鳥獣の被害でございますけれども、2年ほど前より葛城市はもとより全国的に急激に増加をいたしております。その原因につきましては、温暖化現象によるもともとの生息場におけるえさ不足、それから越冬できる生息率が高くなったということが主な原因だと言われております。
 また、葛城市の山系には、イノシシにつきましてはイノブタというのも混ざってきておりまして、イノブタとイノシシがまた交配していると、こういったことで出産頭数の増加というのも考えられております。葛城市におきましては、本年の被害が最も多くお聞きをしております。水稲やサツマイモなどの収穫被害や、植え付け直後に踏み荒らされると。
 また、田畑ののり面などがミミズやくず根などの掘り起こしなどによる崩壊をするというふうなことで、いろんな被害の苦情、市の方には50件ほどいただいておるところでございます。このような苦情に対する対応といたしましては、市で現地調査を行 いまして、個人で対応していただけるものについては対応策を話をさせてもらうと。
 また、田畑に被害が続くような場合につきましては、猟友会にわなやおりの設置を依頼させていただいておると、こういう状況でございます。また、猟友会においても被害が発生しておる地域を重点的に巡回を行っていただいております。このように市といたしましては、猟友会と連携を密にいたしまして、被害の防除に努めておるところでございます。

 ご質問の被害の報告、苦情等の窓口につきましては、市役所の農林課でございます。 その辺のPRを今後も十分行ってまいりたいと、こういうふうに思います。 また、農林課の職員の人数ということでございます。
 ご質問の有害鳥獣対策を所管しておりますのは、農林課農林係というところでございまして、この農林係はほかにコメの個別補償制度とか山林の間伐対策事業、また、農林業・畜産業全般の振興等に係る事業を所管しております。職員数といたしましては、課長補佐1名、主事補1名の計2名でございまして、先ほどの事務を兼務している状況でございます。
 特に近年は、ご質問のように、有害鳥獣対策につきましての事務量が増加をいたしておりまして、これの対応に非常に時間を費やしていると、こういった現状でございます。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 今お答えいただきましたけれども、農林係の仕事として、農林業全てということで、今、遊休田とか、それから農林、畜産もそうですけど後継者の問題もあって、その仕事だけでも大変だというふうに思います。
 今までは従来の仕事プラス鳥獣害対策でよかったというふうにも思いますけれども、ここまで被害が拡大すると従来の仕事プラスでは立ちいかないところまで来ていると思います。

 そこで、1名専属の職員を置き、先ほど言いました防御、捕獲、山の整備等鳥獣害対策全般にわたる仕事を受け持つことがよいというふうに思いますけれども、このようなことについての考えを市長にお伺いしたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 山下市長。

山下市長 山下市長
 吉村議員の質問にお答えいたします。 なるほど、確かに1名ふやせば、それだけで専属でできる職員がいれば、被害の軽減に寄与できるというふうには思いますけれども、現在の葛城市の職員の現状等をかんがみると、とてもそのような専属の職員を持つことが難しい状況であるというのは事実でございます。
 いろいろとそのことにつきまして、協議会を立ち上げてという話は吉村議員もご承知のとおりだと思いますし、その中で個別の対応につきましては、それぞれ猟友会と協力していただければ個体数を減らしていくというとともに、鳥獣害、特にイノシシがえさと認識をしないようにする方法、村で全体で、集落で取り組むべきこと等、この間の協議会の中でも講師先生の方から話がありまして、それをみんなで取り組んでいく方法とかですね。
 周知徹底していくことが大事だとも思いますし、えさをふやさないということと侵入を防ぐということと、それと個別の個体数を減らしていくということ、この3つをそれぞれ考えて対応していかなければならないなというふうに思います。
 2名の職員と言いながら、ほか課長も部長もそのことにつきましては十分に、十分と言えないかもしれませんけれども、一生懸命それに取り組んでおりますし、また、いろいろ我々も防御ネットのことについてもいろいろ企業と相談をしながら、入ってこられなくする工夫とかそういったことにつきましても、いろんなところから知恵をいただけるよう努力をしてまいりたいと思いますので、いろんなところの知恵を生かしていくということで、現在の職員数で足らない部分はよくはわかっておりますけれども、当面対応せざるを得ないという現状をご理解いただきたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 今お答えいただきましたけれども、佐賀県の武雄市では昨年4月にイノシシ課が設置されました。
 最初は2名の職員でスタートして、現在は5名ということの課になっているそうです。
 増員された理由には、イノシシを食べる習慣のない北九州地方でこのイノシシの肉を特産品にしようということから加工化を兼任されて、その結果の増員だというふうには伺っています。
 加工化という以上はもちろん加工所も国と市の補助で2,000万の建設をされて、1日4トンまで処理される工場も持たれているということなんですけれども、ただ、この市は捕獲量は多い年と少ない年と交互にやってきて、多い年になると2,000頭近いというふうにおっしゃっていますから規模は全然違いますから、葛城市にイノシシ課まで設置せよとは言いませんけれどもね。
 職員の数も限られているのもわかりますから、せめてアルバイトでも1名対策というのはかなり厳しいものになってきていますし、今、農林係の方、一生懸命やってくださっているんです、本当に。でも、ほかの農地のこともたくさん抱えて、大変な作業をなさっていますので、ぜひそういうふうに向けてやっていただきたいなというふうに思います。

 それと、猟友会の後継者ということで、若手の育成も1つの課題というふうになってきています。ただ、私は銃を所持する人をむやみにふやすというのは賛成できませんので、そこでわなをかけると。この行為は1日の講習と試験で資格が取れるというふうに聞いているんですけれども、もしこれが簡単に取れるんでしたら、各地域より猟友会に入っていただいて、わなの講習を受けてわなをかける資格を取られて、先輩の猟友会の方々と一緒に山に入って指導をしていただくということも考えるべきだというふうに思うんですね。
 この点についてちょっとお伺いしますけれども、わなの講習料もわかればお示しいただきたいというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 大武産業観光部長。

大武産業観光部長 ただいま猟友会の後継者という形でご質問いただいております。現在の市の猟友会の会員さん18名おられます。
 捕獲実施者として葛城市全域の有害鳥獣に奮闘いただいておるところでございます。狩猟免許につきましては、鳥獣の保護等に関する法律に基づきまして、都道府県知事の免許につきましては4種類ございます。網の免許、わなの免許、それから第1種、第2種と銃免許の4種類がございます。
 市内における免許の取得者は、わな猟が12人おられます。第1種の銃猟が20人おられます。県としての狩猟免許の講習試験でございますけれども、6月と9月の年2回ございます。
 土曜日に講習を受けられて、翌日曜日に試験があると、こういった日程でございます。ご質問のわな猟免許の費用等々につきましては、講習料が1万2,000円、それから受験手数料が5,200円、その他猟友会の会費など合わせまして3万から4万程度の費用が必要となってくると、こういうふうな状況でございます。 以上でございます。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 私も猟友会の方と一緒に山に入って、おりやわなの仕掛けを見せていただきましたけれども、木の幹の高い所にわなのばねの固定箇所を設置するということで、そのためだけにはしごも持って山の中に入られるんですね。
 だから、わなをかけるという作業だけでも大変な仕事ですので、そういったところから言いますと、わなを仕掛け、またその後、そのわなの所の見回りについては資格を取られた地域の方がされると、猟友会の方々の仕事も軽減されると思いますし、若手の育成にもなるというふうにも思いますので、ぜひ検討願いたいというふうに思います。
 また、市や猟友会だけに任せるのでなく、先ほど市長もおっしゃっていましたけれども、地域や個人の協力というのも必要になってきますし、また、近隣市町村との協力のし合いで広域で策を練るということも必要になってくるというふうに思います。
 最後のえさの確保という意味での山の整備については、これは何度も一般質問させていただいていますけれども、杉、ヒノキを広葉樹にするということは、ドングリなどのイノシシのえさの確保というだけではなくて、杉、ヒノキじゃなくて根を深く張りますので土砂災害の防止にもなりますし、また落ち葉がスポンジの役目になって雨水をためて地下にということで、将来の葛城市の水源の確保という大変重要な役割をしますので、その整備の方もかかっていただきたいと思います。
 ただ、何々しなければならないというふうな義務的なところから、なかなか進まないというふうに思いますので、紅葉の景色を、紅葉時でこういうふうなものを手に入れるんだと目に見えた目標を持つという、それを認識していただくということも大事かなというふうに思います。

 私は、これは切り抜きなんですけれども、紅葉の、これ、きれいだってここにも行きたいなという意味で私は切り取ったんですけれども、これは赤毛のアンの舞台になったカナダのプリンスエドワード島の秋の景色なんですけれども、西山をこういうふうなシミュレーションして、市民の人にもこういうふうな紅葉をつくろうということで、それはその結果山の整備につながるというふうに思いますのでね。
 本来でしたら、私は市民団体がこういうことをして、市が後押しするのか一番いいというふうに思うんですけれども、その市民の方の認識もまだまだそこまで行っていないというふうに思いますので、こういうことを進めるということも1つの策ではないかなというふうに思います。
 それで、猟友会の、それではこれから市長には猟友会の後継者の件と、それから広域での対策、それから広葉樹の普及について、その3点についてもう一度お答え願います。

西井副議長 西井副議長
 山下市長。

山下市長 山下市長
 たくさんのことを聞いていただきましたけれども、まず、猟友会の後継者等ですね。これ、我々市民と一緒に協議会を立ち上げてます。
 その中で講習等を受けられる方について一定の補助をするかどうかということも、これから協議をさせていただきたいなというふうに思います。また、里山の涵養ということでございますけれども、忘れちゃならないのはというか、もともと人の山だということですね。
 西山、見えるところには全部所有者がいらっしゃって、その方や、その方の先祖が杉やヒノキを植えておられるということで、そこに対してそれを全部広葉樹に植えかえてくれと言うのは甚だ傲慢な話になるということも思います。
 1つ問題になっているのが、これはいろいろと議会との議論になっておるところでございますけれども、旧の新庄地区のところで山に対する境界が確定をしていないということで、これは森林組合からもいろいろと境界確定のための作業を行ってほしいということを言われておるんですけれども、なかなかそこまで手が回っていないというのも現状でございまして、それがなければ間伐等にも踏み切れないということもあります。
 そういうことも含めて山全体のことについては、これひとつ大きな問題であるというふうにも思っておりますので、今後、行政がどのような形で森林組合の皆さんや山を持っておられる方々とともに、この山を守っていくのかということも考えていかなければならないというふうに思っています。

 それと、先ほどサミットの話を紹介していただいて、各市町村長からイノシシの害のことについてと、あれは私の発言でございまして、私が知事の方に、「いろいろとほかの要望もあるけれども、こういうことも考えていただきたい。
 その趣旨としては、ことしは特に奈良県各地、全国を含めてですけれども、イノシシの害がたくさん出ている。葛城市としても協議会を立ち上げて20キロの網というか柵をつくってやっているけれども、他の市から入ってくるイノシシの害が後を絶たないと。
 これは、隣の、うちであれば香芝市や御所市と一緒に取り組んでいかなければならない問題であろうと。だから、県がそのテーブルをつくっていただいて、その山系ごとに、葛城山や生駒山、そういった山系ごとに市町で協議をするテーブルをつくって、ここで対策を考えていくことが必要だと思うから、我々は我々で努力をするけれども、県はそのテーブルづくりをしてください」という要望をさせていただいたわけでございます。
 これはもちろん1市でできる問題ではございませんので、県のテーブルづくりを待つだけではなく、我々からも他の市に呼びかけをしながら、そういう協議会の設置というものに向けて努力をしていきたいなというふうに思います。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 山の整備について、前にも私、提案させてもらったんですけれども、民間の山というのも重々わかっているんですけれどもね。
 祖先というか、昔の人はそれが財産になると思って植えられたんですよ。それが今、財産にならないから放置されているんですよね。山の手入れもされていないということですから。
 そのそれぞれの利益、個人の益にならないんだったら、市がもっと関与していってもいいんじゃないかということを前、提案させてもらっているんですけども。だから、傲慢だと言わずに、今、こういう事情だからこういうふうに変えましょうという意見して、それが通るか通らないかわからないんですけれども、そういう提案をすることも必要になってくる、もう山の整備というのは本当に結果まで長い時間がかかるので、いつかだれかしないといけない、早くしないといけないと思うんですけれども、いつ 手つかずのままで進んでいるというのでね。ですから、それはもっとやり方をいろいろ考えいただきたいなというふうに思います。

 西山をよく知る人の話では、10年前はそれほど被害はなかった、こんなではなかったというふうにおっしゃっています。このままで放置しておくと10年後には、冗談ではなく、人口よりもイノシシの数の方がふえるだろうというふうにもおっしゃっていました。ぜひ今のうちにしっかりとした対策を、広域も含めてですね。しっかりとした対策をされますことをお願いしておきたいというふうに思います。

 それでは、最後に、土砂等による土地埋め立て等の規制についてお伺いします。 業者が田畑に土砂を搬入し、埋め立て、また盛り土を行う、そういった行為が最近、葛城市内で頻繁に見かけるようになりました。
 もちろんこういったことについては、土地所有者の許可を得て行われていることですが、搬入されている土がいわゆる環境に影響のないいい土なのか懸念されるところです。また、景観を損ねるほどの盛り土にしたり、そのほこり等が近隣の方の迷惑になったりといろいろな面において影響が出始めています。また、農業委員会への転用の申請もせずに行っておられる例も少なくありません。このままでは、葛城市の景観、環境も変わってしまうのではないかと危惧するところです。

 そこで、葛城市独自の残土条例なるものを制定し、規制をかけるべきだと考えます。先般、11月10日の新聞記事によりますと、「平群町で土砂1万トン無許可盛り土、残土条例違反容疑で男を逮捕」という見出しがありました。
 この条例は、盛り土の面積と高さの規制だというふうに思いますけれども、このほか県内の自治体の条例も参考にしていただき、今の葛城市の現状に見合った規制を考えていただき、勧告、告発ができるような条例をお願いしたいというふうに思いますが、この点についてお伺いします。

西井副議長 西井副議長
 石田都市整備部長。

石田都市整備部長 それでは、土砂等による葛城市の埋め立て等の規制の条例はできないかというご質問に対しまして、お答えを申し上げたいと思います。
 今回のご質問を受けまして、県内他町村の規制条例を確認いたしました。条例を確認いたしましたところ、平成8年には平群町、また、平成22年には高取町におきまして、こういった規制条例が制定されております。
 その内容につきましては、2町とも事業規模が500平方メートル以上、盛り土高1メートル、切り土2メートル以上を対象に定められております。
 葛城市におきましても、新庄商事、寺口の造成工事を初め、山麓地域での盛り土、切り土、こういったものが多く見られますので、他方で県許認可事業に対し、市独自の規制条例の適用を考えたものになるよう、条例制定を視野を入れまして、関係課、協議を重ねてまいりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 こういった厳しいことをお願いするのには、葛城市には何の規制もないことから、市外からの業者がどんどん入ってきているのが現状だからです。実際、山田の山麓線際で、うず高く積まれた盛り土が目立つようになってきました。この土地の所有者は、橿原市の運送会社の方ですが、聞くところによりますと、不動産業者の方を通じて市外の業者に貸しているということです。
 その業者の方がある方に、最初はその土を明日香に持っていこうとしたんですけれども、明日香は厳しいから葛城市にしたという話をされていたそうです。条例制定にはいろんなことを想定してつくるという難しい作業になるというふうに思いますけれども、こういったことへの抑止力には必ずなるというふうに思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。

 それと、こういったことに対して職員の方は、早い対応をしていただいているわけですけれども、職員では対応しきれない相手の方も多くおられます。そこで危機管理という面において、こういったことに対応できる警察官のOBの起用も考えるべきだというふうに思いますけれども、これらの点について、市長の考えを伺っておきたいと思います。

西井副議長 西井副議長
 山下市長。

山下市長 山下市長
 今、いろいろとご提案をいただきました。そういったことも含めて、職員だけで対応できない問題等についても、これからどういうふうにして行けばいいのか、今、警察のOBと言っていただきましたけれども、そういったことも含めて検討していきたいと思います。

西井副議長 西井副議長
 吉村君。

吉村優子 議員
 先ほどおっしゃっていました例の中に、高取町の分があるんですけれども、これは条例と別に届け出と、それから申請書が、裏表こんだけあるんですね。1業者で全部を出すわけではないんですけれども、複数枚提出が要求されています。
 業者にとったら、こんな煩わしいもんするんやったら、何も規制のないところへ土持っていこうかというふうになるというふうに思いますのでね。
 ぜひ、業者にとって適正なる指導ができるような条例をつくっていただきたいということをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。




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