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 吉 村 ゆ う こ
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1.里山の復元について。 2.学校給食について。
平成20年第1回葛城市議会定例会会議録(第3日目)
平成20年3月21日より抜粋
 【会議録はこちら】

吉村優子 議員
 ただいま議長のお許しをいただきまして、私の一般質問をさせていただきます。 2点お伺いします。

 まずは、里山の復元についてお尋ねします。
 復元といいますのも、もともと葛城市の里山も広葉樹の植わる自然の森の山でした。ところが、加工用木材の生産のため、広葉樹を切り倒し、成長が早く収入になる杉やヒノキの針葉樹の植えかえが盛んになり、その結果、今の山麓地域の現状を招いています。
 イノシシ等野生鳥獣による農作物被害も年々増加していますが、山に実のなる広葉樹が植わっていれば里までおりてくることはないはずです。おりやわなでの捕獲もイタチごっこの感はありますが、被害防除を図りながら、根本である里山の復元が急がれるところです。

 また、将来にわたり豊かな水源確保のためにも森林再生をすべきです。針葉樹は根が浅く保水力が低いとされています。それに比べ、広葉樹は根を深く地中に張り、また落ち葉が地面を覆い、ミネラル分の多い地下水となって蓄えられます。未来の葛城市のためにも、里山の再生は今から取り組むべき施策だと考えます。

 平成20年度の予算にも、森林税による里山林機能回復整備事業や奈良の元気な森林づくり推進事業が計上されています。一部ボランティアによる活動も行われていますが、葛城市としての考えを伺っておきたいと思います。

 次に、学校給食についてです。
 昨年はミートホープから始まり、赤福や吉兆など、食の安全が問題になる中、先般、中国製冷凍ギョーザによる薬物混入事件が話題になりました。限られた予算、限られた調理時間などから、全国でも安価で便利な中国製冷凍加工食品や冷凍野菜を給食に利用する学校も少なくありません。
 特に、多数の自治体が導入していますセンター方式では、調理して各学校の給食に間に合うよう搬送しようと思えば、ますますの調理時間の制限で、加工食品に頼らざるを得ないということもあるのではないでしょうか。

 そこでお聞きしますが、我が葛城市の学校給食におきます現時点での輸入食材や冷凍食品等の利用状況についてお尋ねしたいと思います。

 また、原油高騰やバイオエタノールの影響による他品目における食材の高騰が学校給食に与える影響、また、対策についてもお聞きしておきたいと思います。
 質問は以上です。再質問は自席で行わせていただきます。

西川議長 西川議長
 産業建設部長。

石田産業建設部長 それでは、吉村議員のご質問でございます里山の復元についてということでお答えを申し上げます。
 吉村議員は杉・ヒノキの放置人工林、これを広葉樹林に再生して、農作物の被害を抜本的に食いとめる対策ということで質問をいただいたところでございます。
 それでは、お答えをさせていただきます。
 杉・ヒノキの放置人工林につきましては、まず市の里山対策事業、それから今、吉村議員からご指摘をいただきました県森林環境税によります緊急間伐事業、こういった事業がございます。こういった事業につきましては、森林組合を通じまして何とかこういった事業でということでお願いしているところなんでございますけども、近年の建築様式のさま変わりによりまして杉・ヒノキの利用をいたしました日本古来の建築、この建築様式がなくなりまして、杉・ヒノキの価格の低下が進んできている。
 これに伴いまして、林業家が林業離れといっていいんですか、だんだんと進んでいて、放置人工林という形になっているという状況でございます。

 そこで、この森林環境税の関係なんですけども、平成18年度で森林環境税によります緊急間伐事業、これの計画面積が500ヘクタール、予算額といたしまして1億7,350万円を計上されました。これに対しまして、実施されました面積は538ヘクタール、金額にいたしまして1億7,280万円ということでございます。
 それから、平成19年度につきましてもこの金額、大幅にアップされまして、予定面積といたしまして800ヘクタール、それから平成19年度予算といたしましては2億8,220万円の予算を、この森林環境税緊急間伐促進事業ということで計上されたところでございます。

 当市におきましては、こういった事業についても申し込みがなく、当市単独におきまして緊急間伐マネージャーによります放置森林を調査いたしまして、枯れるその放置人工林を調査いたしまして、どういった形に持っていくかということを平成19年度で実施したところでございます。平成20年度で予算計上させていただいておるんですけども、3ヘクタールの放置人工林、これを平成20年度で間伐をやる予定をしております。

 それから、水源確保、野生鳥獣によります被害を食いとめるため、広葉樹林への再生ということで提言をいただいたところでございますけども、この件につきましては、今後、森林組合を通じまして、放置人工林をどういった形に、どういった考えを持っておられるのか、伐採という一つの手も、方式もございますけども、どういった形を持っておられるのか。
 また、広葉樹の植えかえについてもどういった考えを持っておられるのか、こういった点につきましてアンケート形式により調査を実施いたしまして、その上で吉村議員ご指摘の水源確保、鳥獣被害、環境面での機能増進につなげられるよう検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。

西川議長 西川議長
 教育部長。

宮西教育部長 5番、吉村議員のご質問にお答えいたします。
 ご承知のとおり、昨年7月、横浜市で給食用食材の中国産キクラゲから基準値を大幅に上回る残留農薬が検出された事例が発生いたしました。それを機に、給食食材のすべてを国内産食材で用意できないかを検討いたしましたが、我が国の食品自給率が39%と言われる現在、限られた金額の中で限られた時間内で大量の調理をすることは、輸入食材、加工食品が不可欠であるとの結論に至りました。
 ただ、中国産食材の中でも、農薬がかかるキクラゲや冷凍野菜は昨年9月より使用を中止とし、それ以外は使用しておりました。

 ところが、本年1月のJTフーズが天洋食品から輸入した冷凍ギョーザが原因となる健康被害が発生し、中国産食材の安全性が大きく問題となっております。そこで、本年2月以降の加工食品についても中国産の使用を一切控えることといたしました。中国産以外の輸入食材は引き続き使用しております。なお、安全が確認されるまで、当面は中国産食材を一切使用いたしません。

 次に、食材の値上げ対策についてのお尋ねでございます。
 昨今の原油の高騰、バイオ燃料の原料となる作物への転換に伴う作付面積の減少により、小麦・トウモロコシ・大豆など、穀物類が世界的に高騰いたしております。この影響で、平成19年度は給食材料も少しずつ値上げされ、加えて9月からの中国産冷凍野菜類の不使用とも相まって、学校給食の台所事情も一層厳しくなってまいりました。
 さらに、平成20年は主食である米飯、パンも1割程度の値上げが、また、副食につきましても値上げが予想されます。現時点でどの程度の値上げになるか見通しがついておりませんが、より一層厳しくなることは確実と見込んでおります。
 その対策といたしましては、給食食材の値上げ、その他の動向を慎重に見きわめつつ、廉価で栄養価を確保できるものを探し、できるだけ質を落とさないように献立を工夫して実施してまいりたいと考えております。しかしながら、デザート、振りかけ、ジャム等の回数を少し減らさざるを得ないとも思っております。

 いずれにいたしましても、限られた予算内での給食の提供を進め、極めて厳しい状況は予想されるものの、精いっぱい努力してしのぎたいと考えておりますので、ご理解のほよろしくお願い申し上げ、答弁といたします。

西川議長 西川議長
 5番、吉村君。

吉村優子 議員
 それぞれ部長からお答えいただきましてありがとうございます。
 私は以前にも、山の整備の必要性ということで質問させていただいたことがあります。 その際には、先ほどもおっしゃってました森林組合ですね。当時、520名の組合員で組織されている森林組合の方たちに、補助金を使って森林保全についてのお願いをしてますというお答えをいただきました。
 それでも、実績としましては、平成14年から平成16年の3年間で、山林面積の1%にすぎない整備に終わっているという回答をいただいています。
 これでいきますと、里山の復元も遅々として進まないものという感を強く持ったところです。

 県としましても、いろんな方法、今考えていただいているようですけれども、これ1月の新聞なんですけれども、企業と手を組み森林再生ということで、企業もイメージアップがあるんだと思いますけれども、県の林政課に植林など、環境貢献ができる山林はないかという問い合わせがかなりあったそうなんですね。それを受けられて、ことし、平成20年度、これの予算づけなさってます。
 葛城市も、これは個人の所有の山がほとんどですから、その方の理解も要ると思いますけれども、こういった整備が必要な山というのは葛城市にもありますよというのは、県にちょっと申し込んでいただきたいなというふうに思います。
 これ、何にも言わなかったら、吉野の南の山ばっかりが注目されるというふうに思います。
 ただ、これは企業が選びますので、こちらから言ったから必ず受けてもらえるというふうには思いませんけれども、もう一つの記事に、整備が急がれてる山ありますよと、県が紹介して、もう企業の方がもっとアクセスのいいところをお願いしますと言って、必ずしも一致しないということがあるそうなんですね。
 交通のアクセスからいいますと、葛城市の山というのはすごい丸だというふうに思いますので、その点もちょっと申し込んでいただきたいなということをお願いしておきたいと思います。

 それから、先日の葛城市緑の基本計画ですね。その中にも、今後はボランティアによる下草刈りや育林への参加などを推進していきたいというふうにあります。
 こういった森の再生にはボランティアの力もすごく必要かなというふうにも思いますけれども、そのボランティアでいいますと、今もう既に広葉樹の植林をなさっているボランティアがあります。
 これは日本熊森協会というボランティアがあるんですけれども、この協会はどういったことで発足なさったかといいますと、1992年に兵庫県尼崎市の武庫東中学校の生徒が、ある一つの記事を先生に持ってこられたそうなんですけれども、その記事の内容というのが、えさ場を奪われた里におりてきたツキノワグマが射殺された。人間の環境破壊によりツキノワグマが絶滅寸前という、そういった記事だったそうなんですね。
 それを見て、自分たち、いろんな勉強して、自分たちで保護団体を結成、いろいろなさって、その後、その当時知事であられた兵庫県の貝原知事に直訴をして、その結果、2年後には兵庫県はツキノワグマ狩猟禁止となった、そういった話があるんですけれども、その当時、そこの学校の中学校の先生をなさってた森山まり子さんという方が後に学校をやめられて、この日本熊森協会というのを立ち上げられました。今、この協会も企業や団体ほか、1万人を超える会員数になっています。

 実際、どういった活動をなさってるかと言いますと、これ、今度の3月30日なんですけれども、兵庫県の豊岡の方で、植林ですね。広葉樹の植樹会をなさるんですけれども、これ毎年なさってるんですけれども、本当に手弁当で、手弁当でというか、会費を持って会員でも2,500円、非会員ですと3,000円の参加料を納めて、それでこういった毎年いろんな広葉樹を植えていっておられます。
 ここは兵庫県は、このボランティアだけに頼ってるのかというと、そうではなくて、公費100%で間伐をなさって、そしてこういう植樹もなさってるということで、自治体とボランティアが協力してしているすごくいい例だというふうに思います。
 こういったボランティアをふやすというには、まず葛城市でも、葛城市の山の現状というのを知ってもらうということがすごく大事だなというふうに思うんですね。
 この森山まり子さんの熊森協会というのは、先週ですけれども表彰されてます。これは地道な活動を通じて環境保全や人道支援などに貢献している団体を顕彰する第11回地球倫理推進賞というので表彰されておられまして、そのときに、この森山さんがボランティアとのかかわりについておっしゃっているのは、まず知ること、そして次に行動し、それを伝えることというふうにおっしゃってます。
 啓発活動も、ですから私たちにとっては、こういったことをするのも大事かなという思いもしていますけれども、ただ、市としてはボランティアだけに頼るんではなくて、もっと積極的な対応ができないのか、森の再生、里山の復元について動くべきではないかなというふうに思いますけれども、この点について市長の考えを伺っておきたいと思います。

 それから、学校給食についてですけれども、先ほども言いましたけれども、限られた予算内でいろいろと工夫をなさって、安全で栄養価の高いおいしいものということで献立をつくって、子どもたちに提供してくださっています。中国製の加工食品は利用がないということですけれども、中国以外の輸入食材は使っているという答弁ありました。
 これはもう本当に何度も言いますけれども、価格、それから調理時間のことを考えると、これは仕方がないなというふうには思います。高騰による学校給食に与える影響というのは、今後、給食費は今のところ値上げはないということですけれども、きょうの産経新聞の中にもあったんですけれども、梨の花粉が90%中国産らしんですね。
 中国の輸入を頼っているけれども、それが入ってこないから、ことしの梨の生産にも影響する、価格にももちろん影響するということで、これからどんな食材がどれだけ上がるかということが本当にわからない現状だというふうに思います。今の給食費で、このままだと賄い切れないんではないかなというふうに思います。

 実際、県下でも300円の値上げに踏み切った自治体もあるわけですけれども、その300円がどういう根拠で300円なのか、私はわかりませんけれども、現在、葛城市は年間1人につき1,730円の補助を出していますよね。それでいて、それでかついろいろと工夫をして、今のところはやっと今の給食費で賄っているという状態だというふうに思います。
 値上げも考えなければいけない、先ほどから何遍も言ってますけれども、考えなければいけないと思いますけれども、できたらまだ値上げをせず、もう少し工夫もしていただきたいなという思いもあります。

 それで、一つ提案なんですけれども、週に一度、それがだめだったら月に何度かでいいですけれども、お握りを握って家から持ってくるというのも一つではないかなというふうに思うんです。このお握りというのは中に何も入れないで、のりも巻かないで、塩だけの本当にシンプルなお握りなんですけれども、これをすることによって主食、特に費用面で影響が強い米飯食の費用をほかの食材に回せるというふうにも思うんですね。
 それと、経費面だけでなくて食育の面からいっても、これはすごい有効だというふうに思うんですけれども、以前にも言いましたけれども、お結びというのは子どもたちの中ではコンビニで買うものと思っている子どもも本当に少なくないんですね。

 ある少年野球の子どもたちの話を聞いたことがあるんですけれども、以前は少年野球の練習のときにじゃこ弁当を持ってきなさいと、皆さんじゃこ弁当持ってくるんですよと言ったら、家からみんなじゃこ弁当つくって持ってきたらしいんですけれども、今、お握りを持ってきなさいと言ったら、たくさんいるメンバーの中で家からお握りを持ってくるのは1人だけなんですって。
 あとはもうコンビニのお握りを持ってくる。それぐらいすごく、お握りと言えばコンビニというふうになってるわけですけれども、その1人だけ持ってくる子どもというのは、私から言うとぜいたくなお握りなんですけれども、周りがみんなコンビニのお握りなので、コンビニのお握りが食べたくてしようがないという話らしいんですね。ですけれども、そういったこともそうなんですけれども、そのコンビニのお握りに添加物がかなり入ってるということも知らない子どもさんもすごく多いということです。

 先日、私、添加物のソムリエと言われる安部 司さんの講演会に行ってきましたけれども、単品でとる分には安全とされている食品添加物というのがあるんですけれども、それを複合摂取、いろいろ重ねて複合摂取することによる人への影響というのは未知数だというふうにおっしゃってました。
 このコンビニのお結びというのはまさにそれで、中には40種類の添加物が入っているお握りもあるそうなんですね。そのコンビニのお握りというのは古米・古古米をふっくらさせるために乳化剤とか脂を使ってるそうなんです。
 だから、コンビニのお握りを持って帰ってお茶漬けすると脂が浮くということも聞きますし、その食べたときはふっくらしているけれども、1日、2日たつと、もう本当にぽろぽろになって食べられないという話も聞いています。

 ただ、かくいう私も、本当に時間がなくて外で急ぐときには、コンビニのお握りは買ってるんですけれども、今、体をつくる、その成長の真っただ中にいる子どもが、こういうふうに積極的にこんな添加物のものをとっていいのかというのは、いかがなものかというふうに思います。ですから、こういった実態を知るためにも、食べること、また、食を考えるためにも、こういったお握りを家から持ってくるということ、これは一つの私の意見ですので、今後必ず給食費を値上げという話になるというふうに思いますので、そのときの一つの意見として聞いていただけたらというふうに思います。この質問については再答弁は結構です。

西川議長 西川議長
 市長。

吉川市長 5番、吉村議員の再質問にお答えを申し上げたいと思います。
 里山の復元についてのいろんなご意見を承ったところでございます。

 ご指摘をいただいておりますように、葛城市の、特に西山の状況、大変な状況になってきてるというのは十分認識をしております。ご承知のように葛城市の山林のほとんどが、それぞれの住民、あるいはまた住民以外の方の個人の持ち物であると、こういうことであるわけでございまして、そうしたことから森林組合の設置をいただいて、いろいろと森林にかかわる問題点の研究なり、行政に対する提言なり、そういうものをしていただいてるところであるわけでございます。
 私自身も毎年、森林組合の総会には出席をさせていただいているところでございまして、深刻な状況の中でのいろんなご意見も承っているところでございます。

 そうした中で間伐等の、先ほど部長が答弁をいたしましたように、間伐等、できるだけ実施をしていただくためのいろんな協力依頼もしているところでございますけれども、なかなかそれもはかどっていかないというふうな状況であるわけでございます。したがって、いつもご意見が議会からお寄せをいただいておりますように、やっぱりこの西山の緑、あるいは山並みを、どういうふうに保全をしていって、それを水源の確保にもいかにつなげていくかという問題が、大変重要な課題であると認識をしております。
 今後もそうしたことを踏まえまして、関係の皆さん方とも積極的に調整を図りながら、何とか一歩でも前進するように努力をしていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 また、その中で、ご意見の中にございましたように、ボランティアのいろんな団体の活動なりもご提言をいただきまして、そうしたことにつきましても一方では職員によく調査をさせまして、本市に合う、そうした活動が可能なものであるとしたら、取り入れも検討をしていきたいと思います。

西川議長 西川議長
 5番、吉村君。

吉村優子 議員
 丁寧に市長からお答えいただきまして、ありがとうございます。
 水ももちろんそうですけれど、それから先ほどの給食にも関連しますけれど、食の安全とか食の自給率に関してですけれども、お米、お水、それからお米や野菜など、こういった食料をすべて他市、それから他府県に頼っているというところはたくさんあるわけですけれども、それからいいますと葛城市というのは豊かな水源である山を持ち、また、お米や野菜を生産できる田畑を所有してるというのは、これは私は葛城市の宝だというふうに思うんですね。
 これが宝であったら、これを伝えていくべきだというふうに思いますし、宝であり財産であるなら、それは葛城市としてもっと積極的な施策が必要じゃないかなというふうに思います。
 今、先ほど市長もおっしゃってた個人の持ち物ということで、本来なら山の所有者が山の整備をすべきだというご意見もあろうと思いますけれども、お金を生まない山にお金はかけたくないというのが本音のようです。じゃあ、お金を生まないということは個人の利益にならないということですから、そしたら個人の利益にならないなら、将来の葛城市の自己水の確保のために葛城市が動く、もっとかかわってもいいんではないかなというふうにも思います。

 いずれにしましても、こういった広葉樹に植えかえて里山を復元するということは、だれかがいつかしないといけないということだと思いますけれども、すごく時間がかかることですよね。漢字でありますように、木が林になって、林が森になるにはすごく長くかかりますし、その森にしみ込んだ雨水が何十年もたってわき水として出てくるわけですから、何十年も先にしか結果が見えないからしないんではなくて、長い期間がかかるから今しないといけないと私は思います。

 先ほど言いました森山まり子さんが書かれたこの本、ちょっとあるんですけれども、これですごく私読ませてもらって感動したことがあるんですけれども、この森山まり子さんが学校の先生をしているときに、この問題を感じた中学校の男子生徒が、その先生に向かって言っているんですけれども、「先生、大人って、ほんまは僕ら子どもに愛情なんかないんと違うかな。
 自然も資源もみんな自分たちの代で使い果たして、僕らに何も置いとこうとしてくれへんな」という、そういうくだりがあるんですけれども、山からの水もかなり減ってきてます。そういうことを実態わかってて、そのままにしとくのは、やっぱり子どもたちから見たらこういうふうに、自分たちの代で使い切ってしまっていいのかなという思いをしても当たり前じゃないかなというふうにも思います。
 こういった、先ほどもこの方がおっしゃってた守って伝えるということがあるんですけれども、山を整備して、あと子どもたちも、その復元した山を守り続けていかなければならないということは、子どもたちに今の現状を知ってもらって、そしてその問題点としてとらえてほしいなという思いがあります。そういうきっかけとなる環境教室でもいいですけれども、していただいて、この本に触れていただいて、もっと子どもにも意識を持ってもらいたい。

 それから、先ほども重要性というのは市長もすごい認識していただいていますけれども、もっと葛城市としても積極的な施策に出ていただけたらなというふうに思います。
 そういうことをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。




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