コ ラ ム  ちょっと意見をゆうこ 葛城市議会議員
 吉 村 ゆ う こ
葛城市議会議員 吉村ゆうこ
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保育所の「食育」「給食」について
平成19年第4回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
平成19年12月12日より抜粋
 【会議録はこちら】

吉村優子 議員
 ただいま議長の許可を得まして、一般質問をさせていただきます。
 今回は保育所の食育、給食についてお尋ねしたいと思います。
 市長の19年度市政方針に、保育所につきましては乳幼児期からの発達段階に応じた正しい食事のあり方など、食育の推進をより充実するために、本年度は栄養士を中心に食育を取り入れた保育を実施してまいりますとありました。食育を取り入れた保育とは、具体的にはどういった保育なのか、どの程度進んでいるのかをお聞かせ願いたいと思います。

 また、先般、地元のしゅんの野菜を使った料理講習会で、ある方から質問されました。 それは、葛城市の私立の保育園では週に一度、地元の野菜を給食に取り入れておられるようですが、公立の保育所、すなわち磐城第1、第2、當麻第1の各保育所ではどうなのでしょうか、地元の野菜を使っておられるのでしょうかという内容でした。

 そこでお尋ねしますが、公立の保育所の給食について、現時点で地場産の野菜は使われているのかどうか、また使われているなら、どのくらいの割合なのかも、まずはお尋ねしたいと思います。
 質問は以上です。 再質問は自席で行わせていただきます。

藤井本副議長 藤井本副議長
 田宮保健福祉部長。

田宮保健福祉部長 5番、吉村議員から保育所の食育、給食について、2点にわたりましてご質問いただいたところでございます。

 まず1点目の、平成19年度の市政方針に当たっての食育を取り入れた保育の具体的なことについてご質問いただいたわけでございます。この分につきましては、保育所では以前から園内の空き地を利用した菜園で、園児のおじいさん、おばあちゃんたちのお世話によりまして、野菜等の栽培をいたしておるわけでございます。
 また、そうした中で苗を植えたり、また水やり、取り入れ等、また少量ではございますけども、できた野菜等を給食に使用したりして、園児に食べていただいておる状況でございます。このような体験をしながら、食べ物の大切さを指導させていただいておるのが一つの現状でございます。

 また、平成17年度に食育基本法ができてからは、年度当初に年間食育計画を作成いたしまして、毎月の保育所だよりに食に関する情報を載せさせていただいておるわけでございます。
 今年度からは栄養士も常勤で採用いただきまして、子どもの食を取り巻く環境が変化する中で、乳幼児期からの適切な食事の取り方や、望ましい食生活の定着、また食を通じた豊かな人間性の育成など、心身の健全育成を図ることを目標といたしまして、新たに食育だよりを年4回程度発行するなど、より一層食育を取り入れた保育の充実に取り組んでいただいておるところでございます。

 参考に本年度の取り組みを紹介させていただきますと、保育所では乳幼児が生活する食を営む力の基礎を培う場所であり、保育と食育と、それぞれ異なるものではなく、子どもの健康、安全で情緒の安定した生活を守るために食との関係は非常に強いという考えから、各年齢に応じた食に関する取り組みを続け、保育所でできる食育とは何かを改めて考え、取り組んでおるところでございます。

 また、給食を通していろいろな食べ物を口にする機会も多くなり、そのようなことから食べることが大好きになり、口にした食べ物をおいしいと思えるようにしたい、食には名前、しゅん、味があり、おいしい食べ方、また栄養、畑のこと、環境とのかかわりなど多様な情報があるわけでございまして、子どもたちに教えることで食に対して興味や関心を持たせながら育てていきたい。
 このようなことを通して、発達段階に応じた豊かな食の体験を積み重ねて、人間性の形成に役立つよう取り組んでおるという状況でございます。

 また、2点目の葛城市立の、公立の3保育所での給食の中で、地元野菜はどういう形でどれぐらいの量が使われているのかとの質問でございます。

 購入業者につきましては、當麻の家から購入がほとんどでございまして、一部市内の業者より購入させていただいておるという状況でございます。本年度の4月から11月までの8カ月において、當麻の家より購入いたしました野菜はサツマイモ、キュウリ、キャベツ、大根など、23品目を購入させていただいておりまして、しゅんのもので、その期間は地元野菜をできるだけ納入していただけるようお願いしておるところでございます。
 その割合につきましては、8カ月の全体の使用量の約30%ぐらいを、地元野菜を使っておるという実態でございます。
 以上、ご質問いただいた2点について答弁とさせていただきます。

藤井本副議長 藤井本副議長
 5番、吉村議員。

吉村優子 議員
 丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。
 食育を取り入れた保育ということで、かなり私が思ってたよりも何か進んでいるなという思いをしています。情報というか、人間形成のために食育だよりも年4回ということで発行していただいたりしていますけれども、ただ食材で30%ですね。地場産の野菜を使っているということ、保護者の方には知らされていないんじゃないかなというふうに思います。
 當麻の家から入れられているということですが、これがすべて地場産かどうかというのもちょっと確認したいんですけれども、全部すべてが地場産ということですよね。
 當麻の家から。それは後で聞きたいと思いますけれども、とにかくもっと積極的に、保護者にもそれをアピールすべきじゃないかなと思います。

 といいますのも、先ほど言いましたように、しゅんの野菜を使った料理講習というのを先月行いました。その対象者としましては、保育園児や小・中学校の子どもさんを持つお母さんとか、また既に子育てを終えられた方など、年齢層はちょっと幅広くて、50名近くの参加で行ったんですけれども、そのときアンケートをとらせていただきまして、その結果ですけれども、参加者の中には食育の言葉すら知らない方もいらっしゃいますし、食育の言葉を知っていても全然関心のない方もいらっしゃる中で、100%の方から、給食に新鮮で安全である地元の農産物をもっと積極的に取り入れてほしいというご意見をいただいています。

 また、最近ですけれども、県の指導で保育園における、これ保育園だけではないのかもしれませんけれども、食材の搬入点検票というものの記入が義務づけられたというふうにも聞いています。
 この中には、例えば野菜はどこどこ産ですかとか、新鮮度はどうですかとか、いろんなチェック項目があるんですけれども、特にこれから市として食育を進めようとされる中で、この産地の欄ですね。
 この欄に、特に葛城産と、またそれが無理でしたら奈良県産がふえることを望むわけですけれども、以前に学校給食に地場産の野菜を取り入れてほしいということの一般質問をさせてもらったことあるんですけれども、そのとき、旧新庄でしたけれども、2,100食分ということで、食材の量の多さから安定供給は難しいというのも答えの中にありました。
 量だけの点でいいますと、公立の葛城市立の保育所でしたら、磐城第1で70名ですね。それから磐城第2が120名、當麻第1が60名ということで、1日250食分ということですから、これは野菜の供給というのは可能じゃないかなというふうに思います。
 毎日が無理ということもわかりますけれども、せめて月に1回でもオール葛城産の野菜の日というのもつくってもいいんではないかなという思いもしています。

 それで、私立の保育園で週1回、地元の野菜を取り入れてもらって1年半がたつわけですけれども、じゃあどう変わったのかということを聞きますと、給食を残す園児が減ったということですね。それと、指導もあるんでしょうけれども、野菜の名前も知るようになって、野菜や食に対して関心が高まったということを聞いています。
 これは逆かもしれない。関心が高まったから残す園児も減ったのかもしれませんけれども、野菜嫌いの子が減ったというふうに聞いています。興味を持つために、今後こういったオール葛城産の野菜の日なんかに、生産者に来ていただいて、給食のときにちょっと野菜の説明をしてもらうというのも一つではないかなというふうに思うんですけれども。

 いずれにしましても、これから葛城市の食育について、今言いました新鮮で安全・安心な地元の野菜の食材をもっと取り入れるのかどうかも含めて、どういった方向に向かおうとされているのか、市長のご意見も伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

藤井本副議長 藤井本副議長
 田宮部長。

田宮保健福祉部長 吉村議員の再質問の中で、もう少し地元野菜の使用している分をPRしたらどうかというようなお話もございました。
 また、その日はオール地元野菜の食事というようなご意見もいただいております。そうしたことも、ご意見も参考にさせてもらいながら、また現場にも推進のために取り組んでいただくように督励もさせていただきたい、このように思います。

 30%程度というのは、當麻の家から毎月納品していただいた野菜の中で、地元野菜の分をチェックしていただいて、そこに何キロ納入したということでの集計をいたしまして、全体の仕入れ量から割り出したら30%になると、こういうことでご理解いただきたいと、このように思います。

 いろんな面のご意見いただきましたけども、食の安全、または新鮮な野菜という中で、さらに食育というものの啓蒙・啓発も図っていきたいと、こういうことで思っておりますので、今後いろんな面でご指導賜りたいと、このように思います。 以上でございます。

藤井本副議長 藤井本副議長
 市長。

吉川市長 吉村議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。
 地元の野菜をできるだけ使う、そういう考えがあるのかと、こういう質問であったかと思うわけでございます。
 先ほど部長が答弁をいたしましたように、公立の方の保育所では、先ほどの答弁のような状況で、食育にかかわりましてのいろんな啓蒙・啓発を図りながら、事業として実践をいただいていると、こういうことであるわけでございます。
 しかしながら吉村議員のご意見の中にもありましたように、保護者への浸透の問題も今ご指摘をいただいてるところでございます。
 率直な話、私も保育所で子どもたちを相手にしてることは、それなりの市政方針にも示しているような方向で進んでいるわけでございますけども、いわゆる保護者を初め、市民の皆さんが食育ということに、考え方に対して、まだまだ認識が十分でないというふうなこともあるように思うわけでございますので、今後はそうした意味で、市民の皆さん方にも食育についての意義、そうしたものも啓蒙・啓発も図らなければならないと、こういうふうに思っているところでございます。
 そうした中で、地元の野菜ということになるわけでございます。

 今、社会の中では、食にかかわってのいろんな問題があるわけでございまして、以前にある人から聞いたお話は、食にかかわった材料を提供する専門家、そうした方々が扱うものについては、生産の中でも責任を持った、そうしたものが流通をすると。しかしながら、今はやりのいろんな地域での産物にかかわっての販売をされてる、そうしたことについての責任の問題というようなことも大変重要なことではないかなというふうなことを承ったことがあるわけでございます。
 そういうことを考えますと、最近は、例えば朝市とかに出されるものについては、生産者の名前等がわかるように、消費者の皆さんにわかるように、そうした工夫もされておるわけでございまして、そうしたことから言いますと、先ほど申しますような心配も要らないと、こういうことにつながってくるだろうと思うわけでございます。
 地元の野菜をできるだけ使わせていただくということについては奨励を図っていきたいというふうに思うわけでございますが、そうした中で、食の安全の問題も確保されなければならないと、こういうふうにも思いますので、そういうことに留意しながら、吉村議員がおっしゃるような地産地消も踏まえて、関係の皆さんにご協力をいただきながら広めていきたいと、こういうふうに思います。 以上です。

藤井本副議長 藤井本副議長
 5番、吉村議員。

吉村優子 議員
 それぞれお答えいただきましてありがとうございます。
 食の安全が一番ですけれども、この食育に関しましては味覚の点でもちょっと問題になってくるかなというふうに思うんですけれども、私がこちらに嫁ぎまして一番感動した中の一つに野菜の味というのもあるわけですけれども、本当に野菜本来の、新鮮で安全ということはもちろんなんですけれども、野菜の本来の味がして、すごく感激したことを覚えてるんですね。
 スーパーで売られてる野菜とは違う味があるということで、それが私も30年近くこちらに住みますと、そういう感動も薄れてきているなという思いもしますけれども。

 先日、私の姉に新米と野菜を送りまして、次の日の夕食のときにメールが届きました。 そのメールには「おいしい大根、おいしいミズナ、おいしいお米でとっても幸せ」というような内容のメールが来たんですけれども、次の日の夕食にもまたメールが来まして、「昨日の大根、ご近所の老夫婦にお分けしたら、今感激して電話がかかってきました」という。味ですね。だから、すごい住んでる皆さんはなれっこになってますけれども、そういういい環境にあるということなんですよね。

 園児の中には、もちろんおじいちゃん、おばあちゃんが地元でつくっておられる、農作物をつくっておられる方もいらっしゃいますけど、聞き入ってみますと大半がお母さんがスーパーで買ってきた野菜で調理なさってるということなんですけれども、農体験を園児にさせますと、畑へ出るだけで感激する園児もたくさんいまして、エンドウの種まきから収穫、それから中のさやからのお豆をとって、それを給食にすると、今まで家でエンドウ食べなかった子が食べるとかね。
 サツマイモを掘ったときには、そこでふかして食べさせてあげると、そういったものをおやつでも食べたことがないという、今でしたらおやつがスナック菓子ばっかりだったという感じで、そういった体験もすごい園児には必要じゃないかなというふうに思います。

 今、全国的に食育というふうに言われてますけれども、東京の保育所、また大阪市内の保育所と、葛城市内でする保育所というのは一緒であったはおかしいと思うんですね。
 葛城市内には葛城市内の特徴とか利便性を生かしたもの、そういった食育を進めるべきだというふうに思います。味覚というのは、子どもの幼いころの味覚が一生を左右しますから、そういった意味においても地元の野菜をもっとどんどん使っていただきたいなというふうに考えています。

 それと、地元の野菜を使うということは、農業を守るということにもなるというふうに思うんですね。

 先般、食と農の未来を考えるシンポジウムの報告が新聞に掲載されていましたけれども、消費者が輸入食材の多い外食チェーンやファーストフードばかり利用すれば、国内農業が衰退し、農村の風景や農業のわざが失われるというふうにもありました。
 地元の野菜を使うことは地元の農業を守る、また遊休農地を減らすということにもつながってくるというふうにも思いますので、いろんな意味において、これから食育をもっと考えていただきたいなということをお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。




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