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 吉 村 ゆ う こ
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屋外広告物の規制について
令和元年第2回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
平令和元年6月19日より抜粋
 【会議録はこちら】
 1.開会及び延会 令和元年6月19日 午前10時00分 開会
                    午後 4時24分 延会
 2.場  所  葛城市役所 議会議場
 3.出席議員15名
     1番 杉 本 訓 規      2番 梨 本 洪 珪
     3番 吉村 始       4番 奥 本 佳 史
     5番 松 林 謙 司      6番 谷 原 一 安
     7番 内 野 悦 子      8番 川 村 優 子
     9番 増 田 順 弘      10番 岡 本 司
     11番 西 井 覚       12番 藤井本 浩
     13番 吉 村 優 子     14番 下 村 正 樹
     15番 西 川 弥三郎

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきまして、これより一般質問させていただきます。
 今回の私の質問は屋外広告物に対する規制についてです。
 なお、これよりの質問は質問席にて行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 それでは、質問に入らせていただきます。
 今回質問の屋外広告物の規制につきましては、葛城市になりましてからでも3度質問をさせていただいています。
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2006年 ●平成18年第3回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
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2009年 ●平成21年第1回葛城市議会定例会会議録(第3日目)
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2012年 ●平成24年第2回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
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※ 2019.9.1市議会だより 
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 車で走っていて、何かすきっとした印象を持つところは、ごみがなく、清潔感があり、また建物や広告物に対する厳しい規制が設けられているところがあるというふうに思います。

 そこで、葛城市におきましても屋外広告物に対してだけでも規制を設けてはということで、過去に質問をさせていただいています。特に国道24号線沿いと違い、まだまだ広告物が乱立していない県道御所香芝線、通称山麓線におきましては、広告物に対して統一感を出すために、例えば看板の天の高さを何段階かに決める、また色のトーンを少し抑えるなど、色彩等の具体的な規制を設け、景観を保つ必要があると考えます。

 そんな中、昨年の9月に葛城市の景観に関するアンケート調査が実施されました。また、今年に入り1月、2月に當麻文化会館、中央公民館でそれぞれ第1回目が、そして先日の6月8日には第2回目となる葛城市景観まちづくりワークショップも開催されるなど、市当局におかれましても葛城市の景観についてこれから積極的に取り組もうとされています。

 そこで、まずこのアンケート調査及びワークショップ等につきまして、開催の目的と経緯についてのご報告をお願いいたします。

【松本都市整備部長】
 都市整備部の松本でございます。よろしくお願いします。
 ただいまの吉村議員の質問についてご説明申し上げます。

 葛城市景観計画の策定に至る経緯についてでございますが、葛城市では昨年度より景観計画に向けた取り組みを進めております。
 まず、その目的でございますが、葛城市には歴史、文化が薫る二上山、また守るべき美しい青垣などの景観が多く存在しているため、この景観を大切にしたい景観として認識し、地域特有の個性のあるまちづくりの実現を目的として取り組んでおります。
 平成30年9月に葛城市在住の18歳以上の2,000人の方を対象に、景観について住民アンケート調査を実施し、その結果をもとに、学識経験者や景観に関係する各種団体の代表者の方々などで組織される葛城市景観策定委員会、また市民の方も参加していただく景観まちづくりワークショップにおいて、景観形成上の課題、改善したい景観、そして景観を残していくために必要なことなどについて意見交換をしていただき、良好な景観の形成に関する方針、そして景観ゾーンの区分、重点区域の選定などについて審議をしていただいております。
 今後は二上山、葛城山眺望区域に焦点を絞って、山麓部のよい点、山麓部の視点場、そして残していくために必要なことについて検討し協議を重ね、良好な景観形成に関する方針と、景観づくりのルールを定め、今年度中の葛城市景観計画策定を目標に作業を進める予定でございます。 以上でございます。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 ただいまお聞きしましたら、アンケートから始まって、景観策定委員会設置、そして景観まちづくりワークショップと、葛城市景観計画の策定に向けて今は進めていただいているということですけれども、ここにアンケート調査の結果がありますけれども、それによりますと、景観を損ねているものについては、ごみのポイ捨てや不法投棄に高い関心があるものの、道路沿いの看板やのぼり旗、建物に設置されている広告物、看板に対しては低い数値となっています。
 ただ、その一方で、8割以上の回答では景観ルールの必要性を認識しておられ、特に屋外広告物や建物等の大きさ、デザイン等について周辺との調和をするためのル ールが必要というふうに回答されています。
 また、大切にしたい景観の累計としては、葛城山や二上山など地域を囲む山々の景観をアンケート対象の小学校区5地区において、いずれも70%から80%の方が回答され、葛城山や二上山などの山々の景観や、またこれらの山々を借景とした地域固有の景観を重視されているという結果も出ています。
 ワークショップでは、市民の心の心象風景となる山々の景観、山裾に広がる農村集落と広大な田園が織りなす里山景観が、次世代の子どもたちに残したい景観として挙げられています。
 以前の私の一般質問の際にも紹介させていただきましたけれども、これは奈良県のデザイン協会が創立10周年の記念冊子として、1995年に出された「大和からデザインを考える」という冊子なんですけれども、この中に、県内の4カ所においての景観診断がされています。
 その中のこの1つ、これが山麓線から見た葛城山の風景なんですけれども、そのときは、まだ合併前ですから新庄町だったんですけれども、この報告に何を書かれているかといいますと、葛城山と二上山の懐に抱かれた農村、山麓一帯は豊かな田園と村落、街中にもまだ美しい民家が残っている。全般的によい景観の多いところ。ここでも国道やバイパスの沿道は汚く、既に行政でも手を入れる余地はない。
 救いは山手を走る県道香芝・御所線の沿道はまだロードサイド出店がほとんど見られず、このまま保存すべき施策が必要と。これは1995年ですから、25年前にこういうふうな診断結果が出ています。

 この中の景観を保存すべき施策は必要という点におきましては、先ほどのアンケートやワークショップでの皆さんとの意見は合致するところだというふうに思っています。
 また、そのときの質問の際に私は明日香村の南都銀行の看板の話もさせていただきました。 いつも皆さんが見る南都銀行の赤ではなくて、明日香村ではもっとトーンを落としたえんじ色に近い赤で景観を保たれていました。

 その際に、そのときの理事者の答弁の中に、那須で体験されたことをおっしゃっていました。那須高原ですが、あそこに行ったときに驚いたのがコンビニエンスストアとかそういったところの看板まで全て茶色とか黒とか白とかそういう色しか使っていなかったということ。こういう規制のかけ方があるんだなというふうに思ったのがありますけれども、なるほどそういうふうに地域で統一性を出していけば、いけるんだなと。いけるというか、まちの景観がある一定の基準を保たれるんだなということは感じているのは感じておりますと。そういうふうに答弁されました。

 こういったお答えをいただきながらですけれども、全然前には進まなかったわけですけれども、それは前に進まなかった原因の1つとしては、その当時の理事者は規制を一方的にかけるのではないというふうにおっしゃったので、それはいい提案は市民の皆さんに示してご意見をいただくというのも1つですということを、私は言わせていただいたことがあります。
 そういう点からいきますと、今は先ほどのアンケート調査から始まってワークショップと市民の皆さんにご意見をいただいているということで、一定の理解を得やすいんではないかなというふうに思っています。

 それと、私は随分前にグリーンツーリズムの講演会に行ったんですけれども、そのときにドイツに行かれた方の報告がありました。ドイツに行かれた方が、ドイツの田舎町で車を走っていてこの辺は看板がないんだなとずっと走っていると、よくよく見ると小さな看板が敷地内に木の看板がすごく小さい看板が入って、それが沿道にすごく見えるか見えないかぐらいのところで看板が設置されているのがわかったそうなんですけれども、その際にこれはドイツの国民性なんでしょうけれども、国民の皆さんからは何も、住民の皆さんからは何も文句も出ないし、用は十分に足されていたということで、感心されたということも報告を受けました。

 これは1つの今のは例ですけれども、山麓地域の景観を保全するということには私は何らかの施策は必要だというふうに思って今質問させていただいているわけですけれども、そこで今現在、葛城市おきます屋外広告物の規則というか、規制というのはどういったものなのか、私が今言っています高さとか色彩等についてお答えいただきたいと思います。

【前村市民生活部長】   
 市民生活部の前村です。よろしくお願いします。ただいまお尋ねいただいております、屋外広告物についての現在葛城市のどのような規制があるかということについて、ご説明申し上げます。
 葛城市では、屋外広告物の規制につきまして、葛城市奈良県屋外広告物条例施行規則において運用しており、この中に基本となる市内全般にかかる一般基準として、市街地における広告物は都市の環境に調和し、都市美を害さないものであることから始まる6項目の美観上の基準、そして4項目の危害防止の基準が定められています。
 そして、屋外広告物の種類別基準につきましても、広告物件の種類ごとに掲出場所、掲出方法等が定められています。その中で高さや大きさに関する規制としては、上限の規制はありますが、何段階かに分けた段階的に調節できるような規制は現在のところございません。色彩については、一般基準の美観上の基準の中に赤、緑及び紫の原色、または原色に近い色彩を使用する場合は、その表示部分を最小限にとどめること。赤色と緑色は近接して使用しないこと。また、緑色と紫色においても同様とするというふうに定められております。
 実際の運用といたしまして、商業地域では、赤、緑、紫の合計面積が全体の50%を超えない範囲、その他の地域では40%を超えない範囲とされています。 以上です。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 今のお答えでいきますと、高さで言いますと、上限は設けているということですけれども、その点でいきますと極端な高さの広告物の設置はないということで、景観を邪魔しないということはありますけれども、ただ、その上限まで高さは自由ですよということになりますと、ばらばら感はぬぐえないというふうに思います。これを2段階か3段階の地面から、高さを決めるということで1つ2つ立ったところでは結果は見えませんけれども、看板が立ち並んだときには、何か違うなという思いが出るんではないかなというふうに思います。

 色彩にしましても、今の規制でいきますと、赤、緑、紫などの原色の使用範囲等の規制はあるということですけれども、先ほど那須の方の、私は実際に行ってませんけれども、画像で見ますと本当に郵便局でも地色が茶色で、白抜きの文字で描かれていてということで、本当にすっきりした看板なんですけど、そこまで規制ということはなかなか難しいとは思いますけれども、原色は避けるとか、もっと思い切った規制で、それがよい景観に結びつくんではないかなというふうに思っています。

 先ほどの部長の答弁では、今後は景観づくりのルールづくりを定めて、葛城市景観計画の策定ということを言われました。そこでお尋ねしますけれども、今進められている葛城市景観計画では、どのようなことが規制できるのかをお答えいただきたいと思います。

【松本都市整備部長】
 ただいまの吉村議員の質問についてお答えいたします。
 葛城市景観計画の中で定めるものといたしましては、重点景観形成エリアにおける建物の高さや色、意匠などについてでございます。景観になじんだものとなるよう、ワークショップでのご意見などを参考にした中で、規制の内容を今後定めることになります。
 まずは二上山、葛城山眺望地区においての規制を行う予定でございます。 以上です。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 今のお答えでいきますと、建物の規制ということになります。
 これはこれで大きな一歩だというふうに思うんですけれども、では、屋外広告物の規制という点におきましては、どのようになるんでしょうか。

【松本都市整備部長】
 ただいまの質問についてお答えいたします。
 屋外広告物の規制につきましては、景観条例ではなく屋外広告物条例による規制となるものでございますが、ワークショップにおいて屋外広告物に対する規制の意見も踏まえた中で、二上山、葛城山の眺望地区における規制するエリアやその内容については検討し、盛り込んでいく必要があると考えております。
 これに伴い、景観計画に沿った内容で屋外広告物条例を改正し、規制を行うこととなるため、屋外広告物条例との整合性を図りながら検討し、景観計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 今後まだまだワークショップ続くみたいですので、この中におきまして、建物とともに屋外広告物につきましても積極的な意見交換で、そこを期待するところですけれども、こういったことにつきまして、山麓地域の景観保全、そして屋外広告物の規制等につきまして、市長の考えも伺っておきたいと思います。

阿古市長 阿古市長
 議員のご質問にお答えいたします。 この一般質問をお聞きしてまして、非常に懐かしく感じました。だいぶ以前ですか、このお話、一般質問されてたのを記憶しております。
 その中で葛城市の状況も、行政の姿も変わってきたのもあるんですけども、基本的な考え方として、景観計画の修正及び作成を就任してから指示いたしました。と申しますのが、山麓エリアの自然をいかに次世代に残せるのかということがやはり大切であるという判断によってでございます。

 葛城市は非常に民間企業の誘致や、もしくは市民の皆さん方の人口増の誘致をする、その中で開発を進める。その開発を進めるエリアと、そうでなく自然環境として残していくエリアとのやはり区別が必要であるという考え方に沿っての計画の策定でございます。

 議員ご指摘のとおり、広告物につきましても景観に沿ったものの条例改正を検討いたします。それはこの景観計画を持つことによりまして、景観行政団体への移行、県から市への権限移譲が起こります。それに沿った形での条例制定を考えてまいります。

 山麓線から西の、これからどのような景観で葛城市の次世代に残すかということを、大いにまた議論を重ねてまいりたいと思いますので、それに沿った形の検討をいたしたいと考えます。 以上でございます。

吉村優子 議員 吉村優子 議員
 大変前向きなお答えいただきまして、本当にありがとうございました。
 ここに県民景観報告書というものがあるんです。
 これは2009年に、これも奈良デザイン協会とそれから奈良まちづくりセンター、政策研究会ネットワークなら未来、奈良県建築士会、それと奈良県風致景観課、今で言いますと都市計画部景観課になるんでしょうか、などが構成する県民景観学校運営委員会が出された報告書なんですけれども、その冒頭に書かれていたのが、奈良県では寺社や都跡などの歴史的遺産が多い。しかし伽藍などの点としての景観は良好であるが、文化遺産に向かう駅前や周辺幹線道路沿道景観は、けばけばしい色の看板や、全国どこにでも見られる商店街が乱立し、電柱と電線もまちの景観を乱している。
 これらは世界遺産の景観や環境の保全をうたう精神に反するばかりでなく、奈良を訪れる観光客のイメージ低下を招き、住民のまちを愛する気持ちを喪失することにつながるというふうに書かれていました。
 この中の報告書の中によく出てきた言葉が、景観の品格という言葉もよく出てきていました。これは奈良県の報告書ですけれども、これは葛城市にも当てはまるんではないかなというふうに思っています。
 また、この中のアンケート結果で気になったのが、景観が財産であるという認識が少ないという文言でした。規制によってつくり出す景観ということで、先ほども言いましたけれども、この結果が出るには長い期間がかかるというふうに思いますけれども、経費はかかりません。本当に財政が厳しい中、こういったまちづくりも必要ですし、また、市民の皆さんの景観に対する意識も向上すると思います。
 それが自分たちのまちは自分たちでつくるということにつながるというふうに思います。

 山麓の景観を愛する市長ですので、ぜひ次世代の子どもたちにすばらしい景観を残すために進めていただくこと本当にお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。




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