コ ラ ム  ちょっと意見をゆうこ 葛城市議会議員
 吉 村 ゆ う こ
葛城市議会議員 吉村ゆうこ
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市内の空き家対策について
平成26年第4回葛城市議会定例会会議録(第2日目)
平成26年12月11日より抜粋

 市内の空き家対策についてお伺いします。先ほど増田議員の質問にもありましたけれども、国は地方創生をうたい、地方の人口増加とともに地方の活性化を目指しています。ただ、現状としましては高齢化が進み、また若い世代が結婚や就職で市外で居を構えるといったことも最近では増加し、市内でも空き家が目立つようになったというふうに感じられます。このままでは、人口増加や地域活性化とは逆行するという状況にもなりかねないという状態です。

 そんな中、国は本年11月27日に空き家等対策の推進に関する特別措置法を公布されましたというふうに聞きました。これはまさしく、全国的に空き家が増加している現状とともに、防犯、防火、また景観面から見ても問題が生じてきているというあらわれだと感じています。

 実際、奈良県でも8万戸、7軒に1軒が空き家ということになっています。葛城市はまだそれほどの深刻な状況ではないというふうにも思いますけれども、2008年の調査によりますと、県下12市のうち本市は8番目、それでも13.9%の空き家率との報告がされています。そこでまずお伺いしますけれども、今般、国が公布されました空き家等対策の推進に関する特別措置法の概要についてお答え願いたいと思います。

下村議長
下村議長吉村企画部長。
吉村企画部長
 企画部の吉村でございます。ただいまの吉村議員のご質問の、今回公布されました空き家等対策の推進に関する特別措置法の概要につきましてご説明申し上げます。

 全国の住宅に占める空き家の割合は2013年10月時点におきましては13.5%、約820万戸に上り、年々増加しているところでございます。地方だけではなく都市部におきましても空き家はふえ続けており、管理が不十分な空き家が防災や防犯の問題、衛生上の問題、景観の悪化などの諸問題を引き起こしている中、国におきましても空き家等対策の推進に関する特別措置法が平成26年11月27日に公布されまして、公布の日から起算して3カ月を超えない範囲で施行することとなっております。

 この特別措置法の内容についてでございますが、法律で問題のある空き家を特定空き家等と定義いたしまして、市町村は空き家対策計画を定めた上で、空き家への立ち入り調査を行ったり、指導、勧告、命令あるいは所有者が命令に従わなかった場合や所有者が不明な場合は行政代執行をするという措置がとられるように定められ、所有者が命令に従わない場合は科料の罰則も設けているところでございます。また、登記があいまいで空き家の所有者がわからないという課題につきましても、固定資産税などの課税のための個人情報を必要な範囲において利用できるようにも定めておるところでございます。

 さらに、これらの問題対策だけではなく、空き家の有効活用につきましても、空き家のデータベースを整備し、空き家や空き家の跡地の活用を促進することが求められているところでございます。 以上でございます。

下村議長
下村議長吉村君。

吉村優子
吉村優子  ただいま部長からお答えいただきました。葛城として、先ほど言いましたけれども、県下8番目で13.9%の空き家率というふうになっていますけれども、この現状をどのように捉えておられるのかもお答え願いたいと思います。

下村議長
下村議長吉村企画部長。

吉村企画部長
 ただいまの吉村議員の本市の現状につきましてご説明申し上げます。 本市におきましては、吉村議員が今申されましたように、直近の平成20年の住宅土地統計調査によりますと、空き家率は本市におきましては13.9%となっております。この調査におけます空き家の定義といたしましては、賃貸用や別荘などの二次的住宅、あるいは売却用住宅等も含まれておりまして、この実態につきましては現地踏査を行っておりませんので、現状の把握はできていない状況でございます。

 また、現在、市民の皆様からは防犯、防災上の問題やあるいは環境に影響を及ぼす空き家があるなどの問い合わせは、余り受けていないところでございますが、問い合わせがあった場合はそれぞれの事象に応じまして、関係する担当課でそれぞれ対応を行っているところでございます。 以上でございます。

下村議長
下村議長吉村君。

吉村優子
吉村優子  ありがとうございます。今の答弁を聞きますと、葛城市としてはまだまだこれからというふうな受けとめ方をさせていただきました。問い合わせも余りないということですけれども、実際、市内を歩いてみますと、郵便受けに郵便物があふれていたり、庭が雑草に覆われて明 らかに居住者がいないということをあらわしている住居が点在しています。不法侵入や火災などが案じられます。

 全国的に問題になっているのは、こういった防犯、防災面もそうですけれども、荒れ果てて朽ちてきた家屋の倒壊の処理、そして環境に対する悪影響等が言われています。地域によっては、廃棄物置き場になっているというところもあるということです。そうなってからでは手の打ちようがないというところですので、今後こういった建物はふえ続ける傾向にありますので、今のうちに何か対策を講ずるべきだというふうに思います。

 そこで、葛城市も全国に広がりを見せています空き家バンクというのを開設して、市のホームページに空き家物件の情報を掲載するなど、そういった相談に応じることを考えてみてはいかがというふうに思います。

 空き家がふえる一方で、田舎の古民家を求める方の声も聞かれます。それは、よく聞かれるのは、古民家を利用した飲食業というのもありますし、また田舎暮らしを求める若者が空き家を探すということもあります。これは先ほどの質問にもありましたけれども、生産人口をふやすためには、こういった若者に対して相談に乗るというのも1つだというふうに思います。そして、定住ではありませんけれども、宿泊型の農地、クラインガルテンとして空き家を利用する、また遊休地を紹介するというのも1つではないかというふうに思います。こういった方への活用を求めるために、この空き家バンクを考えるべきではないか、そういう時期に来ているのではないかというふうに思います。

 国の特別措置法の公布によって、今後も葛城市は空き家対策計画も立てられるというふうに思いますけれども、まずはその空き家の利用を通じて、地域の活性化を考えてみてはいかがでしょうか。今後の対策についての考え方も伺っておきたいと思います。

下村議長
下村議長吉村企画部長。

吉村企画部長
 ただいまの今後の対策等についてでございます。 このまま何も対策等が進みませんと、2023年には空き家率が全国的に21%にまで増加するという民間研究機関の予測もありますことから、市町村がしっかり空き家対策に取り組むことは必要であると考えておるところでございます。増加し続ける空き家は、地域活力の低下を招くとともに、管理不全により周辺に対して防災、防犯環境、景観面等で悪影響を与えるなど、さまざまな問題が内在しているところでございます。その対策といたしまして、問題の解決対策以外にも、空き家の利用促進など地域活性化と同時に進めていくことが効果的であると考えているところでございます。

 既に、空き家の有効活用のために、その対策に取り組んでおられる自治体におきましては、空き家のリフォーム工事補助金、また、今、吉村議員がおっしゃいました空き家土地情報バンク制度、空き家の仲介補助金、老朽危険家屋の解体工事補助金等の創設も行っておられると聞いております。 本市におきましても、すむなら葛城市住宅取得事業補助金の中で、中古住宅を取得した場合にも補助金を交付できるような内容となっておりまして、空き家対策の有効な活用の一助になればと考えておるところでございます。

 今後も、空き家の防災や防犯の問題も含めまして、空き家を利用したい方の起業支援、改修支援、取得支援、利活用支援等も検討していく必要があると考えております。また、相談窓口の開設につきましても、今後検討を重ねてまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。

下村議長
下村議長吉村君。

吉村優子
吉村優子  ありがとうございました。利用の方法として、例えば市の仲介によって、先ほど言いましたクラインガルテンですが、これは大阪から30分圏内で、今、団塊の世代の方で農業をしたいという方もたくさんいらっしゃいます。時間もあるということで、宿泊型の農地クライン ガルテンを求める声もたくさんあり、以前に山麓地域整備計画の中にもその計画があったんですけれども、そういったことを新たにつくらないでこういった空き家を利用して、耕作放棄地もたくさんありますから、それも紹介して、そういったクラインガルテンのかわりに空 き家を利用していただくというのも1つだというふうに思います。

 また、地域の公共施設として空き家を利用してもらう。それは、地域団体やNPOのときには使われる場合には、例えば固定資産税を免除するとか、そういったことも今後考えていくべきではないかというふうに思います。

 先ほども言いましたけれども、空き家になってから、問題が生じてからでは手の打ちようがないというのが、全国的に報告を受けています。未然防止のためにも、空き家バンクに登録してもらって利活用してもらう、こういったことが重要になってくるというふうに考えます。例えば、先ほど言いました葛城ウォーク、そのコースの中にある空き家を利用して、葛城市で農業を始めませんかというのも1つだと思うんです。農地がありますよ、こういう空き家もありますよということで、ああいったウォークに参加される方は田舎の農業に興味のある方もたくさんいらっしゃいますので、そういったアピールも1つではないかというふうに考えますけれども、これらについて市長の考えも伺っておきたいと思います。

下村議長
下村議長市長。

山下市長
 吉村議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。1つご紹介をしておきたいのは、ご本人が余り言いたがらないから私がかわりに言いますけれども、実は西川朗議員が自分のところの所有しておられる空き家、使っておられない家を障がい者の手をつなぐ育成会の方の団体に貸されて、そこを利用されているというようなことをしておられるということも、1つ紹介をさせていただきたいと思います。

 今、吉村議員の方から空き家の利用、またクラインガルテンということは空き農地の利用ということでお話がありました。これは、葛城市の政策としてではなく、私が政治家としての将来的に取り組んでまいりたい目標、夢という形で、数年前から抱いておる思いの中でも合致をするところだと思いますけれども、葛城市の空き家や14ヘクタールを超える耕作放棄地、これをどうにかできないかなということで、これを空き家バンクや空き農地バンクという形で登録をしていただいて、Iターン、Uターン、そういった若者や、また定年を迎えられて移住したい、また週末だけこっちに来て農業をしたいという方々にお貸し出しをするシステム、また農業といってもそんなに簡単なものではないから、特に優秀な農家の方々、葛城市にはたくさんいらっしゃいますから、そういう方々にマイスター制度、徒弟制度、そういう方々に3年間ほど師事をして相談できるような制度というものを設けられないかなと思って、ずっと温めておる考え方がございます。そういうのを進めようと思って、特に山麓地域の空き農家について、空き家について、各地域で今お話をさせていただくところではございます。毎年毎年呼んでいただいて、いろいろお話をさせていただく機会がある大字、毎回毎回行って空き家を若い人に貸しませんかとかという話をずっとしておりますけども、出てくる答えがなかなかやっぱり渋い答えなんです。

 どういう問題があるかというと、特に家を持っておられる方々というのは、その空き家を持っておられる方々というのは、金銭的に困っておられないというのが1つ。どこの誰かわからない人に入ってきてもらって、村の中でもめごとがもし起こったらどうしようかなと思うことが1つ。そういう人たちを、今まで村人しかいなかったところに受け入れていくということが、心理的に厳しいんだというようなお話を、ある大字でしたけれども何回も何回も毎年のようにその話を、受け入れませんか、受け入れませんかという話をするんだけれども、なかなか壁が超えられないとおっしゃるんです。いや、そんなこと言わずにちょっと挑戦してみましょうよとか、例えば留学生に来てもらってそうやってやるということも考えましょうよとかというお話もさせていただいたんですけど、なかなか難しいところもあったようでございます。

 特に、吉村議員、山手の大字のご出身でございますから、ぜひそういう方々に対しましてお声をかけていただいて、1軒でもええからとかちょっとでもええからそういうところを1回やってみようよと、とりあえず1回やってみた上で、その人たちと交流ができるのかとかということを取り組むのにご協力いただけないかなと思います。なかなか、私は行政の代表として言いますものですから、難しいのかもしれないですけれども、地元の方々としてお声をかけていただいて、1カ所できてそれが進めば、次に、あそこができたんやったらうちもやってみようということになるんだと思います。やっぱり始めるのが一番難しいと思いますので、どうかそのあたり、協力をいただいて、私としてもそれを進めていきたいなという思いはあるので、ぜひとも市一丸となって皆さんにも協力をいただきながら、それが進められるように、そういう形で受け入れていただける。

 来たいという人はおそらくいらっしゃると思うんです。市外から、また都心部から来たいという方々はいらっしゃると思うんだけど、受け入れていただける場所がないと、それも絵にかいた餅になってしまいますので、そこの地域づくりというか環境づくりの方をぜひとも、行政の方もしっかりと後押しというか、させていただきたいと思いますので、ご協力をいただければなというふうに思っております。

下村議長
下村議長吉村君。

吉村優子
吉村優子  市長の言われることもよくわかるんですけれども、まずは空き家バンクを開設して、その中では山麓地域に限らず貸しますよという方が必ず出てこられると思うんです。その方でやってみて、あ、あんなふうだったらこちらも受け入れようかなという、卵が先か鶏が先かに なると思うんですけれども、そういったこともやって、こういう空き家バンクが開設されたことによって、これから空き家になるんだけどどうしようと悩んでいる方もいらっしゃると思うんですよ。そうした方がそのバンクを利用するということもありますので、まずは開設 していただいて、それから様子を見ていただくというのも1つではないかというふうに思います。

 人口増加、それから地域活性のためにもぜひご検討願いたいということをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。

下村議長
下村議長これで吉村優子君の発言を終結いたします。
ここで、暫時休憩いたします。
休 憩 午前11時40分




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